「ひげ禁止」は憲法違反?運転士の訴えに賛否両論の声

Text by

  • 0
flickr_海爾渥 / Hairworm

flickr_海爾渥 / Hairworm

大阪市営地下鉄の運転士2人が「ひげ」を禁止するのは憲法違反だとして大阪市を訴えた。

「ひげをそるように」という身だしなみ基準

大阪市は2012年、服務規定を厳格化した「職員基本条例」を施行。「男性はひげ」を剃るようになど定めた身だしなみに関する基準を新設した。

しかし、50代の男性運転士2人は上司からひげを剃るように言われても拒否。

ひげを剃らなかった運転士らの2013年度と2014年度の人事評価は、5段階中で最低ランクと下から2番目となった。

運転士「人格権の侵害」と訴え

これに対して、運転士らは次のように主張。

ひげの手入れを怠ったことはない。一律だめというやり方は納得できない

ひげを理由に人事評価が下げられたのは憲法の人格権の侵害だとして9日、賞与減額分と慰謝料各220万円の支払などを求めて大阪市を提訴した。

ネット上に反響が殺到

運転士らの訴えについて、ネット上にはさまざまな反響が寄せられている。

運転士らの訴えに賛同する声もある。

一方で、訴えを批判する声も。

「職場の規定に従うべき」という意見が多く見られた。

「ひげ裁判」は過去にも

「ひげ」をそるようにという職場の基準をめぐって、職員が裁判を起こした例は過去にもある。

郵便事業の窓口で働いていたある男性は「ひげ」が理由でマイナスの人事評価をされて賃金をカットされ夜勤業務に回されたとして、損害賠償を求めて提訴。

この訴えに対して1審の神戸地裁と2審の大阪高裁は共に「ひげを全面的に禁止することに合理性は認められず、個人の私生活にも影響を及ぼすこと」と判断。

人事評価は違法なもので、男性は上司からひげを剃るように繰り返し求められて精神的損害を受けたとして、会社側の賠償責任を認める判決を下した。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking