“CGも児童ポルノ”という判決が物議に…ネット上に賛否両論の声

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「CGで描いた少女の裸の画像が児童ポルノにあたる」という判決が下され、物議を醸している。

東京地裁が有罪判決を下す

東京地裁は15日、コンピューターグラフィックス(CG)で裸の少女の画像を描いて販売したグラフィックデザイナーの男性に、懲役1年、執行猶予3年、罰金30万円の有罪判決を言い渡した。

被告の男性は、写真集の写真を参考にしてCGで少女の裸の画像を作成。構図やポーズを変えたとして画像を「芸術作品だ」と主張していた。

東京地裁「実在の少女を忠実に描いた」と指摘

東京地裁は15日、次のように判決。

写真を基にしたものであっても、実在の少女の姿を忠実に描いた場合、CGは児童ポルノに当たる

被告の作品34点のうち3点について、「写真と同一性が認められるほど精巧に作られている」として、処罰の対象になると判断した。

ネット上に反響が殺到

CG作品でも児童ポルノに該当するという今回の判決を受けて、ネット上には反響が殺到。

判決内容に不服を訴える声も多い。

一方で、実際に作品を見た人からは「これは有罪になっても仕方がない」という意見が。

被告側は控訴する方針を示しているという。

「春画」なども物議に

芸術とポルノの境界をめぐっては、国内外でたびたび論争が起こっている。

日本国内で長い間「わいせつ物」として扱われてきた「春画」は、近年、欧米で高い評価を得ている。2013年には大英博物館で「春画展」が開催されて9万人を超える人が訪れた。

しかし、日本では、春画展を開催してくれる美術館探しに難航したり、苦情を恐れてスポンサーが付かないといった問題が浮上。

また、昨年には、春画をヌード写真を掲載している雑誌と同じ号に掲載した雑誌の編集長らが、警視庁から「わいせつ図画頒布にあたる」として口頭で指導を受けた。

春画展は現在、京都の細見美術館で18歳未満入館禁止で開催されている。

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