和歌山で「昆虫ソース」試食会!バッタやカイコなど10種

2016年03月28日 11時40分

2016年03月28日 11時40分

flickr_Kazue Asano
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和歌山県で「昆虫」から作った発酵調味料の試食会が開催された。

「昆虫調味料」の試食会を開催

和歌山県の地域活性化支援団体「いなか伝承社」は27日、「昆虫発酵調味料」の試食会を開催。

【昆虫発酵調味料10種の試飲・試食会3/27@わかやま、やりまーす! やっと開催!】昨年は製造に追われて、全然ゆっくり味をみる余裕がなかったので行えませんでしたが、やっと開催できるようになりました。といっても醸造量の都合上、今回1回限りで終わるかもしれず、今年は同じ虫を仕込んでいないので逃すと二度と味わえないかもしれません。興味のある方はお早めにお申し込みくださいませ~。

いなか伝承社(地域活性化支援団体)さんの投稿 2016年2月13日

県内外から11人が参加した。

好評で海外にも出荷

同団体は、醤油発祥の地の一つである和歌山県に残る伝統技術と昆虫を合わせた「昆虫発酵調味料」を開発。

昨年から「イナゴ」をベースに発酵させた調味料を販売しており、今年1月にはベトナムにも出荷した。

伝統的な製法で醸造されているイナゴソースは好評を得ており、ミシュラン掲載の料理人が隠し調味料として使用したりもしているという。

参加者「意外に上品」と感想

試食会には、以下の昆虫をベースに発酵させた10種類の調味料が登場。

  • ツチイナゴ
  • コバネイナゴ
  • トノサマバッタ
  • ジャンボ
  • ミールワーム
  • カイコ

お吸い物や刺身、卵かけごはんや湯豆腐などに付けて試食したところ、参加者からは「意外に上品でおいしかった」「うまみがある」といった感想があったという。

醤油より美味しかったという人も

主催団体によると、昆虫調味料は国籍をまたいでどんな料理にも合い、参加者の中には市販の醤油よりも昆虫調味料が美味しかったという人もいたとか。

また、「虫の味がしますか?」という質問に対しては、「虫の味が分かるのは、虫を食べなれていないと難しい。口頭で説明するのは難しい」と説明。

原液の味は複雑で、言葉で表現するのは難しいという。

ネット上には「定着しそう」という声

昆虫をベースとした発酵調味料が醸造されていることを受けて、ネット上には多くの反響が寄せられている。

  • バターしょうゆかと思ったら、バッタしょうゆ!
  • ちょっと抵抗ある
  • 素材を知ってしまったら無理
  • 魚醤があるんだからそれをバッタに置き換えたものがあっても不思議ではない
  • エビやカニも良く見れば気持ち悪い、 昆虫も美味しいことがわかれば…
  • これはすぐ定着しそうな昆虫食!

驚く声や抵抗があるといった意見もあったが、「不思議ではない」「醸造してしまえば形状は全く気にならない」など好意的な声も投稿されていた。

昆虫の食品利用は昔から?

昆虫を食品に使用することに驚く声もあるが、実は、既に昆虫は幅広い食品に使われている。

一部の地域で伝統となっている昆虫食の他、サボテンに寄生する昆虫「カイガラムシ」から抽出した橙~赤紫色の色素は、さまざまな食品の着色に活用。

リキュール「カンパリ」の赤色には古くからカイガラムシ色素が使われており、日本でも「コチニール色素」としてカニ蒲鉾やイチゴ牛乳、お菓子やハムなどの着色などに用いられている。

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