「卓越研究員」の公募情報が公開…年収1450万円は高い?安い?

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「JREC-IN Portal」

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「卓越研究員制度」の求人公募が公開され、話題となっている。

大学や企業など92機関が募集

文部科学省が平成28年度から開始する「卓越研究員事業」の求人募集が公開された。

国立研究開発法人「科学技術振興機構」のホームページには、全国の国立大学や企業からの求人公募が掲載。

報道によると、大学や企業、研究機関など計92機関が317件のポストを提示する予定で、トヨタ自動車は基本給が年13万ドル(約1450万円)の給与を示しているという。

卓越研究員とは?

「卓越研究員事業」では、40歳未満の研究者を毎年150人程度「卓越研究員」に選出し、受け入れを表明した民間企業や大学、研究機関への就職を仲介。

「文部科学省」資料

「文部科学省」資料

卓越研究員を新規雇用した企業には、必要に応じて研究費(年間600万円程度を2年間)や研究環境整備費(年間300万円程度が5年)が支援される。

若手研究者の雇用安定を目指す

国が「卓越研究員制度」を導入した背景には、若手研究者の不安定な雇用状況がある。

大学教員の高齢化で若手教員のポストは年々減少しており、雇用期間3年以下など短期雇用の若手研究者が増加。

民間企業におけるポストも限定的で、博士課程終了者の就職状況は65%程度。不安定な雇用状況を受けて博士課程に進む者が減少。また、海外に流出する研究者も増えている。

国際競争力を確保へ

このような状況を受けて政府は、国際競争力を確保するために、優秀な研究者の確保・育成を国として強化することに。

将来的に、優秀な研究者の公平な獲得競争や人材の流動化が促進され、優れた研究者の機関の枠を超えた自立・独創的な研究環境の実現を目指すとしている。

ネット上には「まだ安い」という声

トヨタが卓越研究員に1500万円近い年収のポストを提示したことを受けて、ネット上には反響が続々。

賞賛する声があるが。

  • これは良い
  • 外資に技術出さないためにも必要

海外と比べるとまだ安いという指摘も多い。

  • 言うほど破格か?
  • まだまだ安い
  • 米国で院卒で年俸$13万って、珍しくないんじゃないの?
  • シリコンバレーだと新卒20~30万ドルも普通
  • もう少し高くても良い気がするが
  • 世界トップ企業を牽引する技術者が年収1450万円しかもらえない日本が変

日本の大学の若手研究者の年収は600万円程度。

国立大学の平均年収は日本が1千万円程度なのに対して、米国では2千万円を超える大学も数ある。

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