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早稲田大が九州・山口の学生に推薦枠を新設!地元企業と連携や就職斡旋も

fotolia

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早稲田大学が推薦入試に新しく「北部九州・山口」枠を設ける。

大学3年までは東京、4年からは北九州へ

早稲田大学は11日、北九州地域と連携した新しい入試「新思考入学試験(仮称)」を新設すると発表した。

基幹理工学部・研究科と情報生産システム研究科が共同で、地方から募集した学生に対して3年次までの基礎教育を東京の西早稲田キャンパスで行い、卒論以降の専門研究を北九州キャンパスで実施する。

推薦入試に「九州・山口」枠

4年次からの研究を北九州キャンパスで実施することを前提として、北九州地区を中心とした指定校から最大10名程度の学生を推薦入試で募集。

通常コースの所属学生も希望があれば北九州のIPS(早稲田大学大学院情報生産システム研究科)への進学を許可していく。

地元への就職斡旋も

北九州キャンパスでの研究・教育では、産学連携教員による実践教育と地元企業の協力による就職支援も実施。

早稲田大学は「地方で活躍する優秀な人材を育成することは、早稲田大学の理念の1つで、大きな目標の1つ」としており、地元企業への就職を斡旋する新しい形の地方貢献も期待できると述べている。

背景には、地方出身学生の減少

早稲田大学が北九州地域と連携した推薦入試枠を新設する背景には、地方学生の減少がある。

地方から東京の大学に入学した場合、下宿代など経済的な負担が大きいことから東京の大学に進む地方出身者は減少傾向。

2016年の調査によると、東京都内の有名5大学の入試合格者に占める首都圏高校出身者の割合は55~75%と、30年間でおよそ1.5倍になった。

地方学生用の「奨学金」も

早稲田大学も入学者の多数を東京近郊(1都3県)出身者が占めており、地方からの学生は年々減少傾向にある。

このような状況を受けて早稲田大学は、優秀だが家計の事情で同大学への進学をあきらめざるを得ない首都圏以外の受験生を対象に半期(春学期)分の授業料相当額を4年間免除する「めざせ!都の西北奨学金」も実施している。

新設される「北部九州・山口枠」による推薦入学者は、申請資格に当てはまれば当奨学金の支給が確約。さらに、関連企業からの奨学給付も検討されているという。

ネット上で話題に

早稲田大学が推薦入試に「北九州・山口枠」を設けるという発表を受けて、ネット上には反響が続々。

「すごくいい取り組みだと思う」「地方創生」「これで若手がどんどん減っている北九州市が盛り上がると言い」と評価する声が。

一方で、「なんで九州だけ?」「学力で公平に評価すればいいのに」「地方貢献と言うが、地方は大手が撤退したから中小企業しかない」といった声もある。

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