二酸化炭素の約7000倍! 新たな温室効果ガス発見

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「温室効果ガス」とは地球温暖化の主な原因とされる気体の総称で、二酸化炭素がよく知られている。そんな温室効果ガスについて、新種のガスを発見したとカナダ・トロント大学の研究者らが2013年12月9日に発表した。

この温室効果ガスは「パーフルオロトリブチルアミン(PFTBA)」という人工的な化学物質。20世紀中頃から電子機器に、最近でも電子検査や熱伝導剤に使用されているため、既に何十年も前から大気中に存在していた。しかしこれまでは、PFTBAが温室効果ガスであると認識されていなかった。

PFTBAは、現在までに発見された化学物質の中では、最も地球温暖化に影響する可能性が高いという。100年という単位で見ると、PFTBAの分子1個は二酸化炭素(CO2)の分子7100個分に相当する影響力を持つ。また、下層大気中でPFTBAを破壊したり除去したりする方法がまだ確立されていないために、残留期間が何百年にも及ぶ恐れもあると指摘されている。

本内容は、米地球物理学誌「ジオフィジカル・リサーチ・レターズ」電子版にも、2013年11月27日に掲載された。

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