他人を傷つけるモラル・ハラスメント 加害者・被害者であることに気づいていない場合も

2014年01月27日 10時23分

2014年01月27日 10時23分

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言葉や態度などによって人の心を傷つける精神的暴力「モラル・ハラスメント」。現在では、DVの一つとされ、離婚原因となったり社内トラブルのもととなったりしていることで、社会問題化しつつある。そこで、日本法規情報は、845人の男女を対象にモラル・ハラスメントに対する意識調査を実施し、その結果を発表した。

モラル・ハラスメントの加害者の特徴として、いつも自分が優位に立ち、賞賛を得ないと気がすまない、どんな言動にも罪悪感を持たない、些細なことで定期的に怒るなど、支配関係を形成する人格を持っているとされている。一方、モラル・ハラスメントの被害者は、几帳面な性格、責任感が強い、自分を責めてしまうなどの特徴があるため、自分が被害者であることを自覚していない場合も多いと言われている。

そういった背景を踏まえて、調査では、まず「何故、私は夫(もしくは妻)、上司・部下・同僚、親や友人を怒らせてしまうのだろう」「何故、自分を無視するのだろう」など、相手の言動を自分の責任だと思い込み自分を責めたことがあるかについて質問した。すると、「何故、怒らせてしまうのだろうと思ったことがある」と回答した人が46%、「思ったことはない」と回答した人は30%という結果に。

そこで、「自分を責めてしまうことがある」と回答した人に対して、「あなたの周りに“些細なことで怒る支配的なモラルハラスメントの加害者であ”と思われるような人はいますか」という質問をした。その結果、「そういった加害者がいる」と回答した人が全体の43%、「そのような人間はいない」と回答した人は30%となった。

同社では、加害者にも自覚は必要だが、まずは被害者に「悪いのはあなたではない」と気付かせる必要があるのではないかとしている。皆さんの周囲はどうだろう。決して他人事ではない問題だ。

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