【ジョブズ不在】世界一の時価総額企業アップルの株価がまだまだ上がる10の根拠

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アップルは昨年8月9日、株式時価総額でエクソンモービルを抜き、世界で最も株式時価総額で大きい企業になった。その後エクソンモービルに一時的に巻き返されるものの、今では圧倒的に世界一企業として君臨する。アップルの株価は過去10年で約47倍に上昇しバブルを彷彿とさせるチャートを描くが、米パイパー・ジャフリーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は向こう1年の目標株価を910ドル(25日終値562.29ドル)と強気だ。

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日本人も関心の高いアップルの株価が、まだまだ上昇する10つの根拠を紹介する。

1. パワフルな新商品が目白押し

アップルは今年後半から来年前半までに、いくつかの新商品を発表すると期待されている。新しいMacが6週間以内に、 iPhone5が10月に、来年早期には新しいiPadが登場するだろう。そしていよいよ長く噂となっているテレビが投入される可能性が高い。

2. iPhone5に心ときめく

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昨年10月に発表されたiPhone4Sを見た人の多くが、代わり映えしないデザインに落胆した。今年後半の発売が確実視されるiPhone5は、デザインも大きなアップグレードさせると予想している。

3. アップルがテレビ市場に殴りこみ

長く待ち望まれていたアップルのテレビがついに2013年に出荷され始め、インターネットに接続できるテレビ市場のシェアを、わずか数年で10%を獲得するのも難しくないと予想している。

4. 携帯キャリアは補助金をすぐには打ち切らない

iPhoneは携帯キャリアにとって決して良いものではないとの声がある。携帯キャリアがiPhoneを売るために負担する高額な補助金の存在だ。携帯キャリアは不満を感じつつも、今後2、3年は補助金を打ち切らないと推測している。

iPhoneは携帯キャリアにとって、新規顧客をもたらし、解約率は低いため、助成金を打ち切れば、顧客が競合キャリアへ流出することを意味している。

5. アップルの粗利益率は今後3年間40%以上を維持できる

 アップルの粗利益率は年々上昇し、直近は47.37%を記録し、ソニーの粗利益率19.6%と比較しても驚異的な数字だ。マンスター氏は、iPhoneの粗利益率をiPad(40%)や Mac(25%)よりもはるかに高い60%と見積もっており、iPhoneの販売増加によってアップルの粗利益率はさらに向上する可能性がある。

YCharts

アップルの中国での製造パートナーであるフォックスコンの賃金が上昇しているが、部品コストに占める人件費の割合は10~15%に過ぎないため、影響は軽微だ。

6. 商品のライフサイクルの短縮化が、利益率を向上させる

アップルは時代遅れの商品を製造しない。積極的な新商品の投入によって、製造ラインから古い商品を早々と捨て去る。結果的に無駄を省き、アップルの利益率を向上させる。

7. iPhoneの中国での売り上げは成長を続ける

アップルは昨年、中国でiPhoneが爆発的なヒットとなったが、まだまだ成長余地は大きいというのが大方の見方だ。モルガンスタンレーによると、2013年には中国の販売台数は4000万台に達する見込みだ。

ちなみにiPhoneの世界での販売台数は、2011年度(2010年10月〜2011年9月)通年で6850万台だった。

8. タブレット市場はPCを抜き去り、iPadは一番人気であり続ける

2020年の終わりまでにはタブレットの売り上げが PCを上回り、アップルのiPadはタブレット市場でリーダーであり続けるであろうと予測している。マンスター氏はアップルが今年6,600万台、2015年までに年間1億7,600万台のiPadを売り上げると予測する。米IDCによると、2012年第1四半期におけるiPadのシェアは68%であるが、2015年においても50%以上を支配し続けるだろう。

9. 驚異的なiPhoneのリピート率

マンスター氏が実施した調査によると、iPhoneユーザーの93%が次もiPhoneを購入したいと考えているという。

10. iTune・iCloud・App Storeがアップルのエコシステムを高める

iTune・iCloud・App Storeは、単体のサービスとしては利益にそれほど貢献していないが、これらのサービスによって利益率の高いiPhone・iPad・Macが生活者により必要とされる仕組みを構築している。

 

現在562.29ドルのアップルの株価が1000ドルを突破すると、時価総額9323億ドル(約72兆円)となり、日本で最も時価総額が大きいトヨタの約7倍、ソニーに至っては約69倍に相当する時価同額の巨大企業が誕生することになる。

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