「7つの習慣」のスティーブン・R・コヴィー氏が残した名言、「成長してほしい花に水を注がなければならない」など

2012年07月20日 07時20分

2012年07月20日 07時20分

スティーブン・R・コヴィー

全世界で2000万部を超えるベストセラーで自己啓発の名著「7つの習慣(The 7 Habits of Highly Effective People)」の作者で知られるコンサルタントのスティーブン・R・コヴィー氏が16日、79歳で他界した。約3ヶ月前の自転車事故の負傷が原因だった。

日本でも150万人を超える人々がコヴィー氏の著書を手にしており、私たち日本人に大きな影響を与えてくれた。今日はここで、コヴィー氏がこの世に残した言葉の数々を振り返りたい。

本気で成功を目指す全ての人へ

最も大切なことは、最も大切なことを最も大切にすることである。

自分の身に何が起こるのではなく、それにどう反応するかが重要なのだ。

問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。

大きな成果を出す人は、問題点に集中しているのではなく、機会に集中している。

最大のリスクは、リスクのない人生を送るリスクである。

許すことには、忘れる、思いきる、前に進むという行為が必要となる。

苦しみや難しい状況を克服している人の生きざまほど、心の琴線に触れるものはない。

本当の意味では、自分の身に起こる出来事によって傷つけられるのではない。自分がその状況を容認するという選択によって、傷を受けるのだ。

私たちの行動は周りの状況からではなく、私たち自身の選択によって決まるのだ。

幸福とは、最終的に欲しい結果を得るために、今すぐ欲しい結果を犠牲にすることによって得る果実にほかならない。

人間の成長過程には、しかるべき順序とプロセスがある。子供はまず寝返りを覚え、座り、這うことを学んでから、はじめて歩いたり走ったりすることができる。各段階ともそれぞれ大切であり、またそれぞれに時間がかかる。どの段階も飛ばすことはできない。

種を蒔き、辛抱強く雑草を取り除き育成していけば、真の成長の喜びを経験し、廉潔感のある効果的な人生という唯一無二の美味しい果実を味わうことができるのである。

刺激と反応の間にはスペースがあり、そのスペースをどう生かすかが、私たちの成長と幸福の鍵を握っている。

成長を続けるためには、私たちは学び、決意し、実行し、さらに学び、決意し、実行し、そして、なおも学び、決意し、実行しなければならないのである。

本当の安定は、財産を持つことではなく、財産を作り出す能力を持つことである。つまり、外的なものではなく、内的なものなのである。

誠実さとは、簡単に言ってしまえば、すべての人々に対して平等に同じ原則に沿って接することである。

人間関係におけるほとんどの問題は、役割と目標を取り巻くあいまいな期待、あるいはお互いの期待像の相違に端を発している。

小さな心遣いと礼儀は、とても大切である。小さな無礼や不親切、無神経は、大きな引き出しになる。人間関係において、小さなことは大きなことである。

人間関係づくりに最も大切な要素は、私たちが何を言うか、何をするかということではなく、私たちはどういう人間であるのかということである。

ためらうことなく、「ノー」と言えるようになる秘訣は、自分の中でもっと強い、燃えるような大きな「イエス」を持つことである。小事に振り回されてはならない。「最良」の敵は「良い」なのだ。

どんな組織でも多かれ少なかれ欠陥を抱えている。転換をもたらす選択をする人たちは、上司や組織が変わるのを待ってはいられないということに気づくのだ。

あなたが信頼されるために重要なことは、あなた自身の人格だ。能力は時に期待どおり発揮されないこともあるが、人格の良さは決して人を裏切らない。

成功者たちの共通点は、成功していない人たちの嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということである。

才能があって精力的で、独創性のある人間を解き放って重要な仕事を与えると、それを実現する方法は自分で見つけるものだ。相手を信頼すればよいのだ。あれこれ心配する必要はない。

率先力を発揮することは、押しつけがましくなるとか、わがままであるとか、またはしつこくなるとかいうことではない。自分から進んで状況を改善する行動を起こすようにすることである。

習慣は「知識」と「スキル」と「やる気」という3つの要素からなっている。知識は「何をするか」または「なぜそれをするか」を、スキルは「どうやってするか」を、やる気は動機であり「それを実行したい」という気持ちを示している。

自分にとって最も重要な価値観について考えるには、自分自身の葬儀に出席したところを想像するといい。弔辞には、どんなことを言ってもらいたいだろうか?人生でなしとげたことで、いちばん自慢に思っていることは?そして最後に、人生で何を達成したかったのか?

企業のリーダーそしてリーダーへ目指す人へ

企業においても、しかるべきプロセスを踏むことを嫌い、近道しようとして迎えた結末は悲惨である。

リーダーが目指すべきは、他社を裁くのではなく、よき指導者になること。批判するのではなく、模範となることなのである。

失敗するリーダーの九十%は、人格に原因がある。

成長してほしい花に水を注がなければならない。

真のリーダーの特徴は、自分の価値観、認識、信念、行動がどれくらい正しい原則に沿っているか調べるために、眼鏡を外して客観的に自分のレンズを分析するような謙虚さを持っている。

組織が抱える問題の多くは、トップ・マネジメント層における人間関係の問題に起因している。

九十九人の心をつかむ鍵を握っているのは、ひとりの人に対する接し方だ。

お父さん、お母さんへ

不幸な結婚生活では、相手がまず変わることをお互いに要求し、相手の罪を言い立て、相手を正そうとしている。

親としての極めて自然な役割は、子供を肯定し、愛し、尊び、成長を楽しむこと。

子供たちには、愛すること、学ぶこと、笑うこと、働くこと、自分の才能を伸ばすことを、特に教えたい。

愛を保つ鍵は、話しあうこと、特に気持ちについて話しあうことだ。

もし、親子関係において、子供の抱えている問題を単なる邪魔や重荷だと考えず、子供との関係を築く良い機会だと解釈すれば、親子関係は一変するだろう。

主体的な人にとって、「愛」は動詞である。愛は具体的な行動である。犠牲を払うこと、自分自身を捧げる事である。愛は行動によって具現化される価値観である。

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