鈴木Pが語る「ジブリ解体」の真相

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スタジオジブリ公式サイト

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3日放送のTBS『情熱大陸』に、スタジオジブリ・鈴木敏夫プロデューサーが登場。最近、噂されている「ジブリ解散」の真相とは?

ジブリが解散?その真相とは

先日、一部ネットニュースに「契約社員を大量リストラ」「解散」などと書かれ、騒動になったスタジオジブリ。

噂の元となったのは、スタジオジブリ株主総会での、代表取締役・鈴木敏夫プロデューサーの発言にあるようだ。

株主総会において、鈴木氏は、「スタジオジブリの全容に大きな変更を加える」と前置きし「制作部門の、言葉は悪いが、解体を行う、再構築する」と報告。

理由として「宮崎駿の引退は大きかった。そのまま作り続けることも出来たが、一旦、小休止してこれからのことを考える」と話した。

今後の作品制作は、どうなる?

出席者からは「今後の作品をどうするのか?」と不安の声もあがった。

それに対して、宮崎監督は「そうやって悩んでもしょうがない。来るときは、降りてくるから。来ない時は、何やっても来ない」と答えた。

また、「映画の制作でも、誰かに見せたいと自分の中に湧いてくれば出てくるもんですけど、あてずっぽうに本を読んでも企画は出てこない。子供たちに何を見せるか?大人はついでに見てくれればいいんで、どうやって嗅ぎ付けていくのか、降りてくるのを待つしかない」と、語った。

あくまでも「小休止」で、解散ということではないようである。それどころか、宮崎監督は「降りてきたら、復帰もあるの?」と思わせるような口ぶりだ。

元々、ジブリは宮崎監督に好きな作品を作らせるため、鈴木氏が立ち上げた会社なのだという。宮崎監督の引退で、鈴木氏はマスコミへの露出が増え、スポーツ新聞の一面に「鈴木、ジブリ勇退」と「言った覚えのないこと」まで書かれてしまったとか。

ジブリを陰で支えた男の「哲学」

鈴木氏は、番組の中で数々の「鈴木節」を披露。その一部を紹介したい。

「仕事って掃除だから。余分なもの抱えていたら、仕事なんかできなくなっちゃう。わけ分かんなくなって。仕事と掃除って、実は似てんのよ」
(趣味は「お掃除」というキレイ好きな鈴木氏ならではの名言)

「宮崎駿はエンターティナー、高畑勲はアーティスト
どっちも、人間としてはどうしようもない」

「ヒット作は偶然ではうまれない」

「どうでもいいことで人に謝ってると、大事なところで謝れない」

「わかんないものは、わかんないままとっておけばいい
相手が子供だからって、全部わかるように作る必要ない」

「世間一般で言われてることは全部疑わなきゃ、面白いものはつくれない」

「思い出のマーニー」は、若い作品?

ちなみに現在公開中の「思い出のマーニー」には、一切口出ししていないという鈴木氏。

作品については「宮崎監督や高畑監督が作ってきたものとは、明らかに違う。良くも悪くも”若い”」と話した。

宮崎監督の引退を機に、世代交代を迎えたスタジオジブリ。今後、どんな作品を世に送り出すのか注目が集まりそうだ。

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