亡くなった飼い主を探し続ける柴犬・こゆきの実話CMがせつなすぎる

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YouTube/飲酒運転撲滅2014版

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亡くなった飼い主の少年の姿を探し続ける柴犬・こゆき。こゆきが登場する「飲酒運転撲滅CM」が、今、話題になっているという。14日放送のフジテレビ『とくダネ!』は、こゆきに密着。CM制作の裏側が明らかになった。

少年を探して歩く柴犬・こゆきが主人公

こゆきが出演するのは、「飲酒運転撲滅2014版こゆき編 STOP!! 飲酒運転 CM」。”大切な人”を探して歩くこゆきの健気な姿に注目が集まっているという。

こゆきの”大切な人”は、飼い主の山本寛大(かんた)さん。2011年2月、福岡県内の路上で飲酒運転の車にはねられ亡くなった。当時16歳、高校一年生だった。

寛大さんの母・美也子さんは、事故後、飲酒運転根絶を訴える活動を続け、今回の「こゆきCM」もそのひとつ。

いつも一緒だった、寛大さんとこゆき

こゆきが山本家にやって来たのは8年前、寛大さんが小学校5年生の時。もともと動物好きで犬を飼いたがっていた寛大さん。犬が飼える賃貸のマンションに引っ越してきたことで、夢が実現したのだとか。

「子犬が来てからは、毎日のように遊びに連れて行って。自転車のかごに乗せて学校に連れて行って、一緒にジャングルジムにのぼっていました。毎日一緒に寝てましたし、散歩も寛大が連れて行ったので、寛大のことが一番好きでしたね」と、美也子さんは語った。

こゆきは寛大さんが出かけるとベランダで帰りを待ったり、寛大さんの匂いが残るベッドでお昼寝をするのが大好きで、仲のいい兄妹のような関係だったそう。

しかし、どこへ行くにも一緒だった寛大さんとこゆきの関係は、2011年2月、突然、絶たれた。

飲酒運転の車が寛大さんの命を奪った!

寛大さんをはねた車を運転していたのは当時35歳の男性。居酒屋で日本酒とビールを飲んだ後、自らハンドルを握り帰宅する途中の事故だったという。
男性の車はボンネットが大破し、事故の激しい衝撃を物語る。寛大さんは、ほぼ即死だったそうだ。

「自分が死んだかどうかも解らないくらいのすごい衝撃で亡くなったんだと思います。なんか、ニッコリ笑ったような顔で亡くなっていましたからね」と、事故当時、母・美也子さんは語っている。

寛大さんがいなくなった時のこゆきは「なんか、そわそわそわそわしていて、とにかく落ち着かない様子で…次の日、ここに祭壇が出来てからは、仏壇の前から離れなかったですよね」と美也子さんは当時を振り返った。

仏壇の前で、寛大さんを待ち続ける…

こゆきは仏壇の前で悲しむ両親によりそい、いつしか仏壇の前がこゆきの居場所になったという。その姿が、知人の目に止まり今回のCM出演につながったそうだ。

「こゆきちゃんにも、きっと伝えたい思いがあるはずだから、それを伝えられるようなCMを作ろうということになって…」美也子さんらの思いに共感した制作会社や支援企業など、少しづつ輪が広がって出来たのが今回のCMだ。

CMで、こゆきが歩くのは寛大さんと通った実際の散歩コース。
「こゆきは、なんとなく寛大を探してる雰囲気で、でも見つからない…」美也子さんは息子の死を無駄にしたくないと語った。

こゆきは、今日も仏壇の前で寛大さんの帰りを待ち続けている。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=QrGlAn0Gy7U[/youtube]

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