誰でも陥る危険性!深刻な大人のひきこもり“SNEP”とは?

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24日放送のNHK総合『あさイチ』では、深刻化する大人のひきこもり”SNEP”について特集。ささいなことがキッカケで誰でも陥る恐れがあるというSNEPとは?

増加するSNEPとは?4つの項目でチェック!

“SNEP”とは、「孤立無業者」(Solitary Non-Employed Personsの略)のことで、下記4つのすべてに当てはまると”SNEP”なのだそう。

■20~59歳である
■現在、結婚をしていない
■仕事をしていない
■2日以上ひとり、もしくは家族としか話をしない

“SNEP”は、現在、日本全国に162万人以上いると言われ、この10年で2倍に増加しているのだとか。

街頭インタビューでは「こういう人、周りにいます。SNEPって言うんだ」、「私も気が付いたらこうなりそう。仕事関係の方としかお会いしないし」などの声があがり、ささいなキッカケで誰もが陥る可能性があるのが”SNEP”なのだという。

まさか自分が…予期せぬキッカケでSNEPに

■介護SNEP
祖父母や両親の介護をするため退職し、実家に帰ったものの、地元で再就職が決まらず、社会から孤立してしまう人が多いそう。「介護が終わったら、何か仕事があるだろう」「地元でなら就職しやすいだろう」と考えていたが、まったくダメだったという声も。

SNEPの名付け親で東京大学社会科学研究所教授・玄田有史氏は、「なんとかなるだろう」ではなく、前もってどんな仕事があるのか?どんな仕事に就けるのかを調べておくことが必要だと語った。

■離婚SNEP
離婚率の増加から、特に女性に増えているSNEPで、再就職を考えても「履歴書のブランクを埋められない」「働きたい気持ちはあるが、人とのつながりがなく追い込まれる」などの声が。

また、実家に戻ると『離婚したこと』が周囲にばれ、世間体を考えてしまい地元の友人とも疎遠になってしまうことが多いのだとか。

■失恋SNEP
婚約していたことを周囲に言ってしまい、破談になったことを知られたくないために仕事を辞め、そのままひきこもってしまう。

■職場燃えつきSNEP
職場で仕事や人間関係などに疲れて退職し、再就職が出来ずひきこもってしまうパターン。

■UターンSNEP
都会で培ったスキルを故郷で活かそうとUターンしたものの、地方でスキルに見合った仕事がなく、「自分が必要とされていない」と感じてしまい社会から孤立してしまう。

■転職SNEP
キャリアアップを目指して転職したものの、思うようにいかずひきこもってしまう。

また、視聴者からは「子どもが不登校になったことがキッカケで周囲から孤立してしまった」という声も寄せられた。SNEPになる動機は人それぞれで多々あるようだ。

視聴者から寄せられた様々な意見

実際にSNEPだという人からは、「Uターンしたものの、アラフォーで結婚していない自分に地方の目は厳しく、ひきこもっている。SNEPの話を聞いて安心した」、「なんでも名前をつけて、追い込まないでほしい」と賛否両論の声が番組に寄せられた。

また、就活に何度落ちても働かざるを得なかったというシングルマザーからは「働かなくても暮らしていける環境だから、出来ること」「どんな立場でも乗り越える人は乗り越える。甘えている」など、厳しい意見も寄せられた。

抱え込まないで!名付け親がアドバイス

玄田教授は「乗り越える人の特徴は、周囲に協力してくれる人が誰かしらいたこと」だと指摘。「一人で抱え込まずに、必ず誰かに相談すること。『苦しい』と声をあげることが大事。家族だけで抱え込まないでほしい」と語った。

個人的な事だが、SNEPチェックの「仕事をしていない」以外、全てに当てはまってしまった。SNEP予備軍は相当数いると予測される。

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