排便は毎日じゃなくてOK!便秘に対する誤解が“便秘の人”を生んでいた

2014年10月02日 17時05分

2014年10月02日 17時05分

Shutterstock
Shutterstock

1日放送のNHK総合『ためしてガッテン』は、「便秘!スッキリ大革命」。排便に対する誤解から、自分を便秘だと思い込んでいる人が少なくないという驚きの事実が判明した。

女性ゲスト2人も悩む、しつこい便秘!

ゲストの麻木久仁子は「スッキリという感覚は、もう十数年ない。日常的に便秘薬を飲んでいる」、山瀬まみは「若い頃は便秘過ぎて、1ヶ月近く排便がなく、倒れてしまったことがある」と、告白。

一方、高橋克実は便秘とは無縁で「1日3回は出る。食事の後は、毎回出る」と頻尿ならぬ”頻便”であることを語った。

1日1便?排便神話には「大誤解」があった!

横浜市立大学附属病院・中島淳教授は、「便は毎日出なければいけないというのは誤解」と話し、「2~3日出ない人でも便秘じゃない。週3回出ればいい」と意外な事実を語った。

中島教授によると、排便回数の正常範囲は、週3回以上1日3回以下と結構幅が広く、食事の量が少ないと便の量も減る、食べてから便になるまで3日かかる、ということ。

自らを便秘だと思っている人でも、実は正常範囲であることが少なくないそうで「便秘じゃないという認識を持つことが大事」だと中島教授はアドバイスした。

便秘薬の長期連用で起こる”大腸黒皮症”とは?

便秘の人は、その日食べたもの、排便した日時などをかき込む「排便日誌」をつけることが効果的で、排便日誌を参考に医師に相談をして、正しく便秘薬を服用することが大事なのだとか。

便秘薬を長期連用することで、腸の細胞が大量に死んで色素沈着が起こり、腸壁が真っ黒になる”大腸黒皮症”になることもあるというので注意したい。

便秘は老化現象?男性も加齢とともに便秘に?

また、女性に多いというイメージの便秘だが、男性も加齢とともに便秘になる人が急増するという。

その原因について中島教授は「便秘は老化現象のひとつ。身体の機能が低下するため、排便機能も低下するのは当たり前。便秘だと思い込んでいる高齢者の中に、実際は便秘じゃない人も少なくない」と指摘した。

食物繊維は便秘にイイ!は、誤解?

また、食生活が原因で大腸を大きな便の塊が塞いで、便秘になる人もいるという。

久里浜医療センター・水上健医師によると「食物繊維が毛糸玉みたいになって、大きな塊になってしまう」ことがあるそう。

食物繊維は、腸内で便のカサを増し、腸の動きを活発にして排便につなげる効果があるが、高齢者の場合、腸の機能が低下するため、便のカサが増しても逆に腸の動きが鈍くなり、水分が腸に再吸収されてしまうため、カチカチの便が大きな塊となって腸を塞いでしまうという。

食物繊維は、ただやみくもに摂取するのではなく、水溶性の食物繊維と不溶性の食物繊維をバランスよく食べることが大事。特に高齢者は、水を内包しやすい性質で便を柔らかくする効果がある水溶性の食物繊維を多めにとることが必要なのだとか。

水溶性食物繊維を含む食品とは?

水溶性食物繊維を多く含むのは、大麦、エシャレット、わかめ、ひじきなど。
不溶性食物繊維を多く含むのは、かぶ、春菊 玄米、大豆など。
両方を含むのは、じゃがいも、ごぼう、納豆、プルーン、キウイなど。

さらに、排便の際は、便器に座って前屈みになり、少しお尻を突き出すようにすると、直腸と肛門の角度がまっすぐになって、便がスムーズに出やすくなるそう。

また、「毎日出さなきゃ!」という排便神話は捨て「自分は便秘じゃない」とリラックスすることも効果があるのだとか。

注目の記事