AIBOに朗報!修理を請け負うメーカーOBの「エンジニア魂」がカッコイイ

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AIBO Official Site

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AIBOのサービス終了に対するユーザーたちの嘆きについては、以前、ロボットにも寿命が「AIBO」を自力で修理する飼い主が泣けるでも紹介した。そんな飼い主たちに朗報が!

24日放送のテレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』に、AIBOの修理を請け負うメーカーの元エンジニアが登場。その「エンジニア魂」を熱く語った。

今後、増加が予想される「家電ロボット」問題

AIBOのサービス終了について、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんは「今回の件は1メーカーの1商品の話ではない。将来起きる可能性のある大問題の予兆とも考えられる」と指摘。

「ロボット家電は人に家族のような愛着を抱かせる設計になっている。ですから他の家電製品と違って、製造が終わって部品が無くなったからといって『あなたの家族はもう動きませんよ、直せませんよ、買い替えてください』と言われても納得できないのは当たり前だと思います」と、AIBOユーザーの気持ちを代弁。

「今後ますます、ロボット家電が増えていく中で、メーカーの機械としてのサポート、ユーザーの家族としての愛着の溝をどう埋めていくかが今後の課題となっていくと思う」と語った。

OBエンジニアが修理に名乗りを!

しかし、AIBOユーザーに朗報が。家電メーカーを定年退職したエンジニアたちで作る会社が、AIBOの修理に乗り出したという。

株式会社ア・ファン匠工房・代表の乗松伸幸さんは、「直したいというお客様がいるのであれば、これは直せばいい。部品がないのであれば、部品を作ればいいんですよ。それをね、窓口でシャットダウン。『できません、何年経ってます』、これはちょっとやり方としては良くないのではないか」と語る。

さらに、乗松さんは「『できない』とはエンジニアの意地として、やっぱり言いたくないんですよ」と力を込めた。

部品を一から作ることもあり、時間もコストもかかるAIBOの修理。それでも依頼が殺到して、今では、100体以上が修理を待っているという。

ビートたけしも、車の修理に一苦労!

ビートたけしは「昔、うちの婆さんは電気ポットをペンギンと間違えていた。『こんな暖っかい所に座っちゃって~(裏声)』」と苦笑い。

さらに「俺らなんかも同じことしてて、車の修理も部品がない!ないから、下町の工場行って部品作ってもらうんだけど、金はかかるわ。50年前のバイクの部品で、ネジ1個違うだけでもイライラするわけ。インターネットで注文しようと思うと、ネジが40個も入ってる。40個でしか売らないの。それを1個だけ使って、あとは置いてある」と語った。

ルンバに名前をつけるのは当たり前?

MC阿川佐和子の「どこからがロボット家電というの?」という質問に、マーケティング評論家・牛窪恵は「お掃除ロボットからですね。言葉を喋ることで愛着を感じる」と説明。

大竹まこと「ルンバなんて、みんな名前で呼んでる。うちのルンバなんて『まこと』って呼ばれてる。『おい、まこと、早く掃除しろよ!』とか言われて」

ホラン千秋「一人暮らしの女性は、ペットみたいに思ってますよね」

ミッツ・マングローブ「マツコさんなんか『うちのルンバがケンカしてる』とか言いますよ。2台いて、ルンちゃんとバーちゃんが、電源を取り合ってケンカしてるって」

たけしは「機能がじゃんじゃんついてくると、使ってる方が愛情が出て来ちゃうんだよ。壊れたものを修理するっていうのは、車でもバイクでも愛着ある物ってあるじゃん。この鉛筆削りじゃなくちゃ嫌だとか。新しいのが出て来ても、なんかイヤなんだよなとか。絵とかでも、この筆じゃなくちゃイヤだとか」と物への愛着を語った。

乗松さんの「エンジニア魂」がカッコイイ!

以前は、ソニーのエンジニアだったという乗松さんは、AIBOの修理を受けることについて、

「我々の年代のエンジニアはみんな『エンジニア魂』というものを持っていまして。(いくつくらいの方?)大体、60代前後ですかね。我々の会社でも、最高齢で72歳の方がいます。我々が諸先輩から教えられたのは。お客様にサービスを提供することによって、その対価が、利益になり給料になっていくんだよと。そういう中で、皆さん、自分たちがやってきた技術をなんとか社会貢献として出来ないかと考えられていまして。気持ちが入っているお客様がいるのであれば、その気持ちをサポートするサービスが出来ないかなと考えました」と語った。

黒柳徹子のAIBOは「たいそうなバカ犬」だった?

大竹「黒柳徹子さんが、AIBO大好きで『徹子の部屋』にも出したんだけど、これが全然いう事聞かないAIBOで。ご覧になりました?」
乗松「いえ、見てないですね」
ミッツ「グレーちゃん知らない?言うのもはばかりますけど、たいそうなバカ犬!」

乗松さんによると「個体差はあります。オーナーによって全然変わる」ということ。

また、修理も千差万別で、頭部分を修理しオーナーに戻したところ「顔が違う。うちのAIBOじゃない」と言われたこともあるそうだ。

「可愛がってるから(修理前は)頭の所の塗装が剥げていた。やはりそこが、AIBOの中でも10年一緒に過ごしてきた歴史があるので」と乗松さん。同じ部品を使っても、オーナーとともに歴史を刻んだ「ヨゴレ」まではなかなか復元出来ないようだ。

また、AIBOを壊れた状態のまま保管していて「やっと直してくれるところが出来た」と持ち込むオーナーも多いのだとか。

乗松さんは「物には命がある。そこをどう活かすかが、我々の『エンジニア魂』なんだと思います」と語った。

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