謎の団体が「白票」呼びかけ?白票は「意思表示にならない」と苦言も

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足成

足成

14日に投票日を控えた衆議院議員選挙。ネット上でも投票を呼びかける動きが活発になっているという。

8日放送のフジテレビ『スーパーニュース』の「スーパーネットNAVI」コーナーでは、有権者に「白票」を呼びかける謎のサイトを取り上げ、安藤優子キャスターらが苦言を口にした。

白票を呼びかける謎のサイトが出現!

ジャーナリスト・津田大介氏は、特定の政党や候補者ではなく投票用紙に何も書かない「白票」を投じるよう呼びかけるサイトがネット上に出現したことを紹介。

そのサイトでは、「白票=投票したい立候補者がいないという意思表示」とマンガを使って説明し、「多くの白票には今の社会を変える力がある」と呼びかけ、先月下旬の公開から議論を読んでいるという。

白票は「全く意思表示にならない」と専門家

白票について、弁護士・中田圭一氏は「投票したい候補者が誰もいなかったのか?もしくはそもそも今の選挙制度自体に何かこう、意見・意義があって白紙を入れたのか?どういう意思表示なのかは全く明らかじゃないので、意味がないのかなと」語り、「政治的意思表示をするには、特定の候補者の名前を記入するべき」と指摘した。

誰が作った?取材NGの謎の団体

津田氏は「投票行こうぜというキャンペーンもあれば、白票入れようというキャンペーンもあるんですね」と苦笑い。

さらに「ただ、この白票(呼びかけサイト)は、誰が作ったのかも分からない。『日本未来ネットワーク』という団体が作ったということなんですが、メールで取材を申し込んでも返答がなく、謎の団体ってことで話題になっている」と語った。

津田氏は「白票に社会を変える力はないと思うので、これはどういう意図なのかっていうところですよね」と疑問を口にした。

「白票=死に票」安藤キャスターが苦言

安藤優子キャスターは、「白票って言うのは『死に票』になるわけですよ。その人が持っている票が。で、反映されないわけですから意思表示にはならない」とキッパリ。

また、「迷って迷って考え抜いて、どの候補者にも入れたくないって言うのはあると思うんです。でも、それを呼びかけるのはナシですよ。それは個人個人の裁量と決断ですから」と語気を強めた。

津田氏は「おっしゃる通りだと思いますし、これはもしかしたら投票率を下げたい政治勢力が広告代理店なんかと一緒にやったキャンペーンじゃないかと指摘する人たちもいる。可能性なんで、わからないですけど」と語った。

コメンテーター・江上剛氏は「白票なんかは絶対にいけない」と前置きし、「チャーチルの言葉なんですが、選挙は、特に民主主義は『忍耐だ』と言っています。だからね、より『マシな人』を選ぶしかないですよ。特に若い人は選挙に行かないと意見を取り入れてもらえない」と語った。

「より『マシな人』を選ぶしかない」という言葉に、妙な説得力を感じてしまったのは筆者だけだろうか?

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