外国人は肩こりしない?なぜ、日本人だけ?その驚きの理由が判明

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ある医療品メーカーのアンケート調査で、日本人の男性82.3%、女性94.7%が「肩こりに悩んだことがある」と回答した”肩こり大国ニッポン”。しかし、外国人はほとんど肩こりしないという。

27日放送のTBS『所さんのニッポンの出番』では、日本人だけが肩こりに悩むその驚きの理由を検証した。

コンビニよりはるかに多い日本のマッサージ店

現在、日本全国に店舗を構えるマッサージ店は、約83,000軒。全国のコンビニが約47,000軒というから、その多さがよくわかる。

しかし、「肩こり」という言葉は日本にしかないそうで、和英辞典で「肩こり」を調べると「Shoulder Stiffness(肩が固い):日本で作られた英語」と書いてあり、英語圏の人もその意味がよくわからないのだとか。

外国の人達は、「肩こり」という言葉がないというより概念がなく、同じデスクワークをしても、外国の人たちは肩こりを感じないという。

鈴木福くんも肩こりに悩んでいる!

ところが、日本人は子供でも肩こりを感じていて、子役スター・鈴木福くん(10歳)も肩こりに悩んでいると告白。

「結構こってます。知らぬ間に急にこっていた。結構痛いです」という福くん。ヒドイ時には、お父さんやお母さんに肩をもんでもらったり、整骨院の先生にアドバイスをもらったりするが「なかなか治らない」のだとか。

ゴッドハンドの初診は15年先まで予約がいっぱい!

肩こり治療のゴッドハンドと呼ばれ、初診の予約は15年先までいっぱいという東京都北区のさかいクリニック・酒井慎太郎院長は、日本人にしか肩こりがない理由について「そんなことないと思いますよ。やっぱり外国の方も、日本人と同じように肩こりは充分あると思います」と語る。

酒井院長は「うちも外国人の方がよく来ますが、日本人と変わらないように肩こりを持っています」と指摘。しかし、外国人は肩こりを日本人ほど意識していないという。

日本人だけが、肩こりに敏感なのはなぜ?

神奈川県で鍼灸院を営むドイツ人のトーマス先生は、「日本人と外国人では『肩』という言葉の認識が違う」と指摘。

「日本人は、肩というと首から実際の肩、上背部までをいう。外国人の場合は、肩関節付近だけ。領域的には全然違う」という。
思い浮かべる部分が広い分、日本人は肩こりを感じやすいということのようだ。

肩は「特別な部位」という日本古来の考え方

また、日本には古くから「倶生神(くしょうじん)という神様が肩に乗っている」と考えらえており、京都・千本えんま堂の戸田妙昭住職は「私たちがする色んなことを見ていられて、その報告に従って、閻魔さまが地獄行きか極楽行かを決めると言われています」と語る。

医学博士・矢野忠氏は「日本人にとって、肩は権威・威力を表す部位。そのため、肩に関する慣用句がたくさんある。肩は特別な部位として認識されている」と指摘。

確かに、肩を並べる、肩身が狭い、肩の荷が下りる、肩で風を切る、肩を貸す、肩を落とす…など、「肩」を使った慣用句には人生や生き様を表す物が多い。

日本人の肩への特別な意識が「生きていると肩がこる」という思いにつながっているのかもしれない。

日本人特有の動きも原因に!

さらに、医学博士・竹井仁氏は、日本人独特の動き「頷き」が肩こりの要因となっていると指摘。

人間の頭の重さは5~6キロ、ボーリングの球くらいの重さがあるそうで、「頭が身体の上にまっすぐ乗っていれば、バランスが取れる。でも、頷くと頭が前にいく分、後ろの筋肉で踏ん張らないといけない。前に加わる重さ、プラス後ろの筋肉の頑張りで、さらに首から肩にかけてこってしまう」という。

頷きは、相手を思いやる日本人ならではのコミュニケーション方法。その独特な動きが肩こりの要因のひとつになっているようだ。

番組では、「肩こり」に日本独自の様々な要因が絡み合っていることが判明。外国人でも、長く日本に住んでいると肩こりを意識し始め、マッサージに通う人もいるのだとか。
とはいえ、意識しない、頷かない…のもなかなか難しいところである。

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