【ぼんやりのススメ】正しくボーっとすることで得られる効果がスゴイ!

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15日放送のNHK『あさイチ』は、「ぼんやりパワー」を特集。スティーブ・ジョブズ、ニュートン、アルキメデスもやっていたという「正しいぼんやりの仕方」とは?

正しい「ぼんやり」でストレス解消!

仕事中にぼんやりしていると注意を受けてしまうが、正しいぼんやりをマスターし、”ぼんやりパワー”を使いこなすと、ストレス解消、能率アップ、記憶力アップなど、様々な効果が得られるという。

京都の茶道家・藤村道代さんは、精神医学を研究していたことから「ぼんやりスポット」を開設。広々とした自然光だけの茶室で、参加者は時計とスマホを預け20分の間、囲炉裏でお湯が沸く音や風の音に耳を傾け、景色を眺めたり、目を閉じたりして、ひたすら”ぼんやり”するという。

日常と切り離された空間で、気分を落ち着け、頭の中を空っぽにすることで、参加者の約7割が「ストレス解消」を実感できるそうだ。

自宅でたったの5分間、簡単ぼんやり法とは?

心療内科医・熊野宏昭先生は、自宅でもぼんやり出来る「耳ウォーミング法」を紹介。

「耳の中に綿を入れて5分間目を閉じる」という簡単な方法だが、耳の中を温めることで副交感神経が刺激されリラックス効果が得られるという。

綿は指先でつまめる程度が適量(ティッシュでもOK)で、軽く耳にふたをする感じが好ましく、ゆっくりできる静かな場所で5~10分くらい目を閉じるのがポイント。

熊野先生によると「毎日続けることで、リラックスした感じを覚えていく」そうで、気持ちが安定しイライラしなくなり、ストレス解消できるという。

仕事の合間の「ぼんやりタイム」で劇的に効率アップ!

また、ただ目を閉じて頭をからっぽにするだけでも効果があるそうで、毎日15分、会議室での「ぼんやりタイム」を取り入れたIT企業では、飛躍的に集中して仕事ができるようになり、会議時間が半分、仕事の能率が3倍になりプライベートが充実するようになったそう。

ぼんやりタイムを仕事中に取り入れた男性は、「同時進行で頭の中にいっぱい浮かんでいるモノを一旦整理出来る貴重な時間」とその効果を語った。

ぼんやりしている時、脳内では何が起こっている?

脳科学者・中野珠実先生が、集中している時とぼんやり時の脳の働きを比較したところ、ぼんやり時には、記憶を思い出す「楔前部(けつぜんぶ)」と、価値を判断する「前頭葉内側」が活発に動いていることがわかったという。

中野先生は「ぼんやり時、脳は休んでいるのではなく、脳の活動を高めている」と指摘。ぼんやり時特有の脳の動きが、脳内の情報整理に関係していると中野先生は考えているという。

ぼんやり時に、脳内の2ヶ所が活発化!

ぼんやりしていると「何もしていない」と思われがちだが、脳内では、目や耳からとめどなく入って来た情報を楔前部と前頭葉内側が協力して働き、整理している状態であり、「2つの部分が協力して働くことで、偏って使われていた脳をニュートラルに戻すことが出来る」と熊野先生は解説した。

ちなみに、”ぼんやり”と眠っている状態は違うそうで、「寝ている時は、ぼんやりと似た状態もあれば、夢を見ている状態もあり、もっと複雑」と熊野先生。

記憶力アップ、うつ病改善にも効果が

他にも、”ぼんやり”は、長期記憶を定着させる効果があり、勉強する前と後に2~3分ぼんやりすると覚えたことが頭の中でしっかり定着するそうだ。また、気持ちを落ち着け、心にゆとりが出来ることから「うつ病改善」にも効果があるという。

但し、「誰でもただぼんやりしていればいいわけではなく、張りつめて仕事をしている人が、ぼんやりタイムを取り入れメリハリをつけることで効果が出る。ずーっとボーっとしている人が、ぼんやりタイムを入れても効果がない」と熊野先生は苦笑い。

「目をつぶって情報を遮断し、5~10分ぼんやりすると丁度いい」そうだ。

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