大泉洋主演の映画が話題!江戸時代のキビシイ離婚事情がスゴイ

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映画「駆け込み女と駆け出し男」オフィシャルサイト

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近年、2分に1組が離婚していると言われ、「バツイチ女性」も珍しくなくなったが、江戸時代の日本で女性から離婚するのは、かなり大変だったようだ。

そんな江戸時代の離婚事情をコミカルに描いた映画『駆け込み女と駆け出し男』が、5月16日から全国で公開される。

江戸時代の女性は、超大変だった!

映画『駆け込み女と駆け出し男』は、1841(天保12)年、老中・水野忠邦による天保の改革の真っただ中の鎌倉・東慶寺が舞台。

江戸時代、夫からの離縁は出来たものの、妻からの離縁は認められなかったため、幕府公認の縁切り寺・東慶寺には、夫と離縁したい女性たちが次々に駆け込んでくる。

夫に追っかけられた女性の「泣きの一手」

面白いのは、東慶寺の敷地に身体の一部が入る、もしくは身に着けていた物が敷地に入れば「駆け込み成功」とみなされ、追って来た夫に捕まっても寺で保護してもらえるという決まりがあること。

寺の門前では、夫に追われた女性が履いていた草履を寺に投げ込む…なんてこともあったそうだ。

駆け込みにも作法が?離婚調停人が登場

さらに、駆け込みにも作法があり、東慶寺門前で「離縁の申し立て」をすると、「御用宿」と呼ばれる宿で、離婚調停人による話し合いが行われるという。

調停人はとりあえず復縁をすすめるが、それでも離婚したい場合、女性は髪を剃り「尼」となって東慶寺で2年間、酒、男、肉、魚などを絶った「禁欲生活」を送る。その2年間を我慢できれば、夫がどんなに拒んでも「離婚成立」が認められるのだとか。

江戸時代の女性は離婚するまで最低2年かかったというのが、なんとも気の毒な話である。

映画では、そんな女性たちの離婚サポートをする離婚調停人で駆け出し戯作者・信次郎を大泉洋、駆け込む女性を戸田恵梨香、満島ひかりが好演している。

時代劇慣れしてない人からの評判は?

試写会で作品を見た人からは、

「あっという間の2時間半。セリフは現代調に替えていた所もあったが、その分、誰にも判りやすく伝わったと思う」(30代女性)

「歴史が苦手なので、見るまではとても不安でしたが、見終わったらもう1度みたいと思うくらい、とても面白かった」(20代女性)

など、時代劇を見慣れない人でも楽しめたという声が多く寄せられている。また、「もう一度みたい」などリピート希望の声も。

現代とはまったく違う離婚事情ながら、気持ち的には意外と通じるところが多いのかもしれない。

■作品情報
出演:大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかり、キムラ緑子、堤真一、樹木希林、山崎努ほか
監督・脚本:原田眞人「わが母の記」「クライマーズ・ハイ」
原案:井上ひさし「東慶寺花だより」

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