世界初フィルム農法開発者が語った「トマトが甘くなる理由」がスゴイ!

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足成

足成

8日放送の日テレ『1億人の大質問!? 笑ってコラえて』に、世界初・土を使わないフィルム農法を開発したメビオール社・森有一社長が登場。植物のパワーを誰よりも知る社長が「トマトが甘くなる理由」について語った。

土を使わない農法を開発したスゴイ人登場!

番組恒例の「ちょっと昔の旅」コーナーでは、アジアチャンピオンズリーグ決勝で浦和レッズが初の王者になった2007年11月16日に輝いていた人達を取材。神奈川新聞の紙面では、第24回神奈川工業技術開発大賞・地域環境技術賞を森社長率いるメビオール社が受賞したことを伝えていた。

森社長は、土を使わず植物を栽培できるフィルム”アイメック”を開発し「農業技術の革命」と、世界中から称賛されたスゴイ方なのだが、アイメックのロールを手に軽快でお茶目なトークを披露。

スタッフ「開発するのにどれくらいかかりましたか?」
森社長「10年くらい、かかってますかね」
スタッフ「この中に社長の情熱が詰まっているわけですね?」
森社長「薄っぺらいですね~、だけど。心は透明なんだけど、かなり薄っぺらいですよ、フフフッ」

高校時代に「水の第4の層」に着目!

アイメック開発のキッカケは、なんと社長が高校生の頃。「水に興味があった。水っていうのは3つの層(形)があって、液体の水、固体の氷、気体の水蒸気。それ以外に、ハイドロゲルという第4の層があるんだというのを、どこかでね、本で読んだ。これは面白いなと」と、森社長は当時を振り返った。

直訳すると”水のゼリー”という意味のハイドロゲル(Hydro gel)は、一度水を吸い込んだら外に漏らさないという性質で、水に液体と固体の間の状態をもたらすことが出来るという。

その特性を利用したのが、紙おむつ。他にも冷却シートやコンタクトレンズなどにも利用されているそうで、アイメックの素材としても利用されているのだとか。

植物の力×ハイドロゲルを追求する会社を設立!

「人の役に立ちたい。人の役に立つには、どうしたらいいかと真剣に考えていた」という、森社長は、早稲田大学卒業後、東レなどで述べ30年にわたって医療機器の開発に携わり、1995年、早稲田大学理工学部・客員教授に就任。

その後も「自らの研究を人のために役立てたい」という森社長の思いは衰えず、地球温暖化や食糧危機解消のためハイドロゲルを応用することを思いつき、メビオール社を設立。

ハイドロゲルの特性と植物の力を利用して、少ない水で行える農法の研究開発に没頭し、「植物は、水を吸う力が強いということが分かった。人間が絞っても出ないものでも、それを上回る力を植物が持っている。ビックリした」という。

10年の試行錯誤で「アイメック」誕生!

そんな植物の力に負けない強いフィルムを作る、水に溜まった細菌やウィルスを通さず必要な栄養分だけを通すフィルムを作るなど、試行錯誤すること10年。ようやく”アイメック”が誕生した。しかし、最初は農家に営業へまわっても全く相手にされなかったという。

ところが、2004年、雑誌「プレジデント」に紹介されたことで「少ない水で農薬を使わず栽培できる農法」と注目され、現在では日本全国に22万平方メートル、東京ドーム270個分のアイメック畑が広がり、さらに世界101ヶ国で特許を取得。ドバイなど砂漠地帯でも”アイメック”が活用されているそうだ。

被災地・陸前高田市の救世主に!

今年1月からは、津波の塩害で不毛の地となった岩手県陸前高田市でアイメック畑でのトマト栽培が開始。

16,000平方メートルのアイメック畑で7種類のトマトを栽培しているという太田さんは「非常に向いている。被災地向けの農法」「この辺はヘドロや瓦礫でいっぱいだった。こんなハウスが出来ると思ってなかった」と、語った。

「いろんな人たちがハッピーになるといい。アイメック栽培のトマトを食べて肌がつやつやになればいい」と語る森社長が、太田さんのトマトを持ってスタジオに登場。

植物ってスゴイ!トマトが甘くなる理由

無農薬で安全というトマトを食べたスタジオメンバーは、「甘味が強い」「これはもう果物、フルーツ」と、絶賛。MC所ジョージも「どんだけ甘いの?」と、ビックリ。

アイメックフィルムには、「フィルムの水を吸う下側は湿っているが、根が張る上側は乾いている」という特性があり、「そのため、根は一所懸命水を吸おうとする」と、森社長。

所「やっと届くから甘いんだ!甘やかさないから」
関根麻里「水が少ないから、糖分を蓄えようとする」

さらに、森社長は「トマトは、本当はフィルムの上にいたくないんです。水が吸いにくいから。もっと水を吸いやすい所へ行きたい。でも、移動できないから、自らを甘くする。甘くすることで鳥が食べて、種を遠くに運ぶ」と、解説。

関根「自らを甘くする、魅力的にすることで遠くに行くんですね!」
森社長「そう、動物を利用する」

植物のパワーに所さんも「トマトの戦略だね!」と、感心。トマトを食べたゲストたちに「今日食べたら、その辺でしろよな」と、指示を出して笑わせた。

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