医師が指摘!風邪をひいた時「熱を下げるために汗をかく」は勘違いだった

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風邪を引いた時に「なるべく汗をかく」「卵酒を飲む」など、昔からよくやられている対処法は様々。しかし、これらの方法が正しいのかどうかは意外と知らなかったりするものだ。

2/3放送のテレビ東京『ソレダメ!あなたの常識は非常識!?』で、「巷で噂される風邪の対処法」について専門医が解説した。

 「汗をかいて熱を下げる」は、間違い?

風邪を引いた時の定番ともいえる「熱を下げるために汗をかく」という行動。

誰もが一度は経験したことがありそうな対処法だが、芝大門いまづクリニック院長・今津嘉宏先生は「ソレダメ」と、指摘。「熱を下げるために汗をかく」というのは、「多くの方が勘違いしている」と語った。

風邪を引くと体温が上昇することについて「人間の身体は自然の力で熱を上げて、風邪の菌をやっつける」と、今津先生。

「40℃近くになると風邪のウィルスは死んでしまうので、人間は体温を上げれば上げるほど、ウィルスをやっつけることができる。また、体温が上がることで免疫能力が活性化されるため相乗効果になる」のだとか。

 「汗をかく」は、体温計が無い時代の目安!?

ところが「熱を下げるために汗をかく」ということについて、今津先生は「汗をかくということは何かというと、体温計が無い時代、『汗をかくくらいまで体温を上げましょう』『汗をかくくらいまで熱を上げることは大切ですよ』という意味であって、熱を下げるために汗をかくという意味ではない」と、指摘。

そのため、せっかく体温が上がっても汗をかくことで身体が冷えてしまうので、汗をかいたらこまめに着替えをして体温を維持した方が良いそうだ。

 熱がある時のアイスクリームはNG!

風邪を引いた時、「食欲がないけどアイスクリームなら食べられる!」という人は少なくないはず。ところが、「熱が高い時にアイスを食べるのはダメ」と、今津先生。

「アイスの通り道は、口、食道、胃、小腸と身体の真ん中を通るため、魔法瓶の真ん中に氷を入れたように簡単に身体を冷やしてしまうことになる」という。そのため、「熱と戦っている身体は楽になるが、体温を下げてしまうことになるので、熱が上り調子の時はダメ」なのだとか。

ただ、風邪が治りかけ、熱が下がってきた時であれば、体温を下げる手助けにもなり栄養補給にもなるので、アイスを食べてもよいそうだ。

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 温かいお酒を飲むのは効果アリ?

風邪の引き始めに「卵酒」などの温かいお酒を飲んでから寝るという、昔からある対処法。

今津先生は「アルプスで遭難した人を救助するセントバーナードの首にお酒が入った樽がついている」ことを例にあげ、「お酒は効率よく身体を温めてくれるので、卵酒やホットワインなどアルコールが入っている成分は非常に良い。身体をスーッと温めてくれ、眠気も誘う」と、解説した。

但し、飲み過ぎはもちろんNG。今津先生も「ほどほどに」とアドバイスした。

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