自殺を思いとどまらせる即効性抜群の点鼻式スプレーが開発され話題に

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flickr_Onelegopiece: 'The Wienerschnitzel'

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インディアナ大学医学部の研究者がこの度、アメリカ軍から表彰を受けた。理由は、自殺願望を抑制するスプレー式点鼻薬を開発したためだ。

悲しいことに、2012年のアメリカ軍の自殺者数は116人にも上り、過去最多を記録してしまった。このためアメリカ軍は自殺対策に早急に取り組む必要があったのだ。

このスプレーには甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)といって、陶酔感をもたらしたり、気持ちの鎮静効果、抗うつ効果のある物質が入っている。TRHは過去に、うつ病や双極性障害の治療などに使われていた。しかし、錠剤や血液中への注射などの形態では効果が望めないため、脊椎注射によってのみ使用されている状態だった。せっかく良い効果をもたらすTRHだが、性質上、そのような手のかかる方法でしか使えなかったのである。そのため、TRHをもっと手軽に使えるようにする方法が模索されていた。

今回の開発によって、TRHがスプレー式点鼻薬という形態で直接噴射され吸収されるようになったため、手軽な上に即効性も期待できるようになったという。

この方法でしっかりと効果が確認され問題がなければ、軍のみならず、一般の医療現場でもTRHのスプレー式点鼻薬が処方されるようになる見通し。そうなれば、世界中でかなりのニーズがあるだろう。

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