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「成功・失敗」の事例から学ぶべき!ヒット商品を生み出すために知っておきたい「アイデア」の探し方

Shingo Hirono

2014/04/20(最終更新日:2014/04/20)


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by Neil Kremer
 すべてのヒット商品は、新しいアイデアを出発点として誕生しています。アイデアが無ければヒット商品は生まれませんし、アイデアがあったとしても、上手く活かせなければヒット商品は誕生しません。

 では、アイデアはどのような探し方で探せばよいのでしょうか。今回は、ヒット商品を生み出すために知っておきたい「アイデア」の探し方について解説します。

1. 失敗例を参考にする

 ヒット商品の成功例を参考にするよりも、ヒットしなかった商品の失敗例を分析したほうが、商品開発には有益な効果をもたらします。偶然ヒットすることはありますが、偶然失敗することはありません。失敗には必ず原因があり、理由なく失敗することはないのです。逆に言えば、失敗からやってはいけないことを学び、その点に注意して商品開発を行えばヒット商品が生まれる確率が上がる、ということになります。

 人は成功よりも失敗から多くのことを学びます。失敗の原因を分析することで足りなかった点や間違っていた点を知ることが可能になり、新た商品開発に役立てることができます。

 アイデアはよかったのにヒットしなかった商品がある場合、失敗の原因を分析して改良した商品を発売すれば、顧客の満足を得られるヒット商品になるかもしれません。失敗を活かすことが、アイデアを見つけるきっかけになるでしょう。

2. 成功例を参考にする

 失敗例は有用な教材ですが、成功例から学ぶことも重要です。全く異なる業種でヒットしている商品を分析することで、どんな点がヒットに結びついているのかを知ることが可能になり、自社製品の開発に役立てることが可能になります。

 食品に使用されているアイデアを家電製品に応用することも可能ですし、洋服のアイデアを化粧品に応用することもやり方次第では不可能ではありません。商品の優れているところを上手に取り入れることで、ヒット商品に近づけるでしょう。

3. 潜在的な価値を探す

 まだ誰も気づいていない潜在的なニーズを掘り起こすことができれば、まったく新しい価値観を提供することが可能になります。最近急速に普及しているカーシェアリングは、これまでは認識されていなかった「数十分単位での自動車需要」という潜在的ニーズを掘り起こすことで生まれたサービスです。

 レンタカーといえば一日単位が常識と考えられていましたが、買い物・病院の送迎・子供の送り迎えなど、自動車を使用している時間というのは案外短く、短時間だけ借りられるのなら自動車を利用したい、という欲求は顧客が無意識ながら潜在的に抱えていたのです。

 顧客自身も気づいてい無かったようなニーズにこたえる商品を開発することで、今までの商品とは異なる新しい市場の開拓に成功し、市場を独占状態で支配することが可能になります。新しい価値を提供している商品で競争相手が存在しなければ、その商品はヒット商品となるでしょう。



 アイデアはヒット商品の親であり、大切な素材でもあります。一見何気ないアイデアを磨き上げることでヒット商品の誕生につながることも珍しくありません。常に新しいアイデアを探すことが、ヒット商品を生み出す近道になるのではないでしょうか。

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