HOMEビジネス 優れたテクノロジーやサービスを称える「知財番付2020」公開!横綱は「avatarin」と「Tellus」

優れたテクノロジーやサービスを称える「知財番付2020」公開!横綱は「avatarin」と「Tellus」

佐藤優子

2020/12/19(最終更新日:2020/12/19)


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コロナ禍の社会を照らす灯のように、多彩なテクノロジーやサービスが生み出された2020年。その恩恵を受けたビジネスパーソンも少なくないはず。

株式会社知財図鑑は「世界を進化させる知財」を多くの新規事業担当者に広めることを目的として、優れたテクノロジーを称える番付を12月16日(水)に発表した。

知財図鑑とは

「知財図鑑」は、世界を進化させる可能性のある「すごい知財」に出会えるデータベースだ。

網羅性を重視した一般的な図鑑とは異なり、新規事業への活用案をクリエイターが提案することを特徴としており、特許技術のみならず、プロダクトやサービスから実用的なAPIまで、広義の「知的財産」を対象に編集。

同メディアでは、研究者でなければわかりづらい技術情報をわかりやすく伝える「知財ハンター」を組織化し、知財の共通言語化を目指しているという。

世界を進化させる可能性を持つ知財を番付

この「知財図鑑」では、優れたテクノロジーやサービスを称えるために、独自の評価指標を設定。このたび、2020年に知財図鑑に掲載された知財の中から「特に世界を進化させる可能性を持つ」と評価されたものを番付として公開した。

東西それぞれから5点ずつ、合計10点を選出した「知財番付2020」の詳細は以下の通りだ。

【受賞結果】

<東>
横綱:“瞬間移動”を可能にする次世代の社会インフラ「avatarin」/avatarin株式会社
大関:音声から気分・感情を判定するAI「Empath」/株式会社Empath
関脇:化粧の常識を塗り替える、一本の糸で紡がれた「人工皮膚」形成技術「ファインファイバー技術」/花王株式会社
小結:映像から脈波を測る技術で体調管理を手軽に。「リズミル」/株式会社シーエーシー
前頭:石から生まれた、紙やプラスチックに代わる新素材「LIMEX」/株式会社TBM

<西>
横綱:未来を明るくする、衛星データプラットフォーム「Tellus」/経済産業省、さくらインターネット株式会社
大関:ウェディングドレスにも使える、世界一細いステンレス繊維の織物「Ultra-fine Stainless Steel Wire Mesh」/アサダメッシュ株式会社
関脇:モノのGPS化技術「物品位置検出」/パナソニック株式会社
小結:直接触れずにデバイスを操作する技術「エアジェスチャ」/京セラ株式会社
前頭:授業中の声を保存・活用するAI「Josyu」/株式会社サカワ

東西の横綱は「avatarin」と「Tellus」

今回が初開催となった「知財番付」では、「avatarin」と「Tellus」が東西の横綱に。

移動の制約を取り払うことで次世代の社会インフラを目指す「avatarin」は、展開性・ニューノーマル・クリエイティブ指標、官民の枠を越えた衛星データのオープンプラットフォーム「Tellus」は、専門性・応用性・アクセシビリティ指標の評価の高さからノミネート。今年知財図鑑に掲載された220点あまりの知財の中から「最も期待される知財」として選出したという。

評価指数の内容など、そのほか詳細な内容は同社プレスリリースから参照。

目からウロコのテクノロジーやサービスが盛りだくさんな「知財番付」。ビジネスパーソンのアイデアのヒントとしてはもちろん、起業準備中の人にも大いに役立ちそうだ。

出典元:「知財番付2020」公式ページ

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