HOMEビジネス 白馬で行われるプロジェクト「COLLEGE HOTEL」、ゼミで学んだ知識をアウトプットする場に

白馬で行われるプロジェクト「COLLEGE HOTEL」、ゼミで学んだ知識をアウトプットする場に

神田 晃輔

2023/07/26(最終更新日:2023/07/26)


このエントリーをはてなブックマークに追加

立教大学観光学部で宿泊業を学ぶゼミ「宿泊ビジネスプロジェクト」の3年生有志25人は8月20日(日)~9月3日(日)までの2週間、長野県白馬村3つの宿泊施設で学生が自ら考えて運営するプロジェクト「COLLEGE HOTEL」を開催します。

コロナ禍とインバウンドの回復で観光業・宿泊業の人材不足が深刻さを増すなか、業界の経営人材創出・育成を狙います。

座学で学んだことをアウトプットする機会に

ゼミの担当講師である近藤氏は「ゼミで1年間、宿泊ビジネスについて学んだ知識をアウトプットする場所をつくるためにこのプロジェクトを始めた」と語りました。

この取り組みの場所を白馬に選んだ理由は、もともと白馬高校の国際観光科の高校生がホテルで接客するプロジェクト「高校生ホテル」が白馬で行われており、同プロジェクトについても受け入れやすい環境が整っていたからとのこと。

「高校生ホテル」では利用者へのおもてなしなどの接客を中心とした活動でしたが、今回の活動では宿泊プラン造成から運営、シフト調整、当日のおもてなしなど、プロジェクトの主体が大学生となっています。この活動を通して、宿泊施設の一連の運営を学べる機会となりそうです。

宿側と共同で企画するプラン

今回、「COLLEGE HOTEL」を開催する宿泊施設は、村内にある「しろうま荘」(旅館)、「白馬樅の木ホテル」(ホテル)、「めぞん・ど・ささがわ」(ゲストハウス)の3施設です。

6月上旬には、担当学生が白馬への下見ツアーを行い、宿泊施設のスタッフとの話し合いを通して、白馬エリアや各宿泊施設の魅力を把握。そのうえで、3つそれぞれの宿泊施設を利用するペルソナ(人物像)を考え、マーケティングプランを作成しています。

また、大学での週1回の授業では、オンラインで宿泊施設の担当者とミーティングを実施。マーケティングプラン、仕事内容、学生のシフトなどについて話し合いを行っているそうです。

宿泊プラン案には、小学生のお子さんを持つファミリー向けの「夏休みの宿題を大学生が伴走するプラン」や、在日留学生を対象に交流の場所を提供する「ゼミ生とBBQが楽しめる! 3daysゲストハウスプラン」などがあります。販売する宿泊プランは7月中旬に予約開始する予定です。

実際に行われるプラン一覧

【しろうま荘】でのプラン
・大学生がお手伝い!1泊2食付 小学生夏休み宿題プラン
・大学生がおもてなし1泊2食付 岩岳ゴンドラチケット付プラン
・大学生がおもてなし1泊2食付 地酒飲み比べプラン

【白馬樅の木ホテル】でのプラン 
・【1泊3食】忙しいパパママ必見!子どもたちの夏の思い出作りプラン
・【1日1組限定】サプライズにおすすめ!みなさまのゆったりホテルステイを学生専属スタッフがサポート♪(夕朝食付)
・【素泊まり】地元の方に聞く!気のままに白馬の魅力発見プラン

【めぞん・ど・ささがわ】でのプラン
・ゼミ生とBBQが楽しめる!夏の白馬を自由に満喫!3daysゲストハウスプラン

<参照>

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000042414.html

https://hotel-museum.org/collegehotel/rikkyo.hakuba/

【関連記事】


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード