HOMEビジネス 価値観を見える化することで気づく「自分の軸」 「ブランディングカード」でキャリアを見つめ直す機会を

価値観を見える化することで気づく「自分の軸」 「ブランディングカード」でキャリアを見つめ直す機会を

神田 晃輔

2023/08/15(最終更新日:2023/08/15)


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特定非営利活動法人ブランディングポートは、キャリア支援ツール「ブランディングカード」を発売しました。

大学生のキャリア支援をきっかけに

同社は、大学生を中心としたキャリア支援活動を通して「自分の強みや価値観が分からず、キャリアに漠然とした不安がある」という学生の姿を見てきたそうです。

さらにはコロナ禍以降、挑戦や経験する機会が失われ、より一層物事に対して受け身になっている大学生活の実情を受けて、制作することを決めました。

カードゲームにすることで、相手との“対話“を通して自分が大事にしている価値観を見つけてほしいという想いが込められています。

ブランディングカードについて

ブランディングカードとは、70種類のワードから自分が大切にしている価値観を見つけ出すゲームです。プレイヤー人数は、4~6人。価値観の種類として「自立」や「成長」、「健康」や「地位」といった項目もあり、様々な角度から自分の大切にしている価値観を見つけることができるという特徴があります。
 
同社によると、カードにはワードだけではなく、アイコンや英字なども記載しており、価値観に気付きやすい工夫を取り入れているそうです。

価値観を「対話」することで気づく

このゲームの魅力は、価値観を対話することで、自分と他者の価値観を同時に見つけていくことが出来るところです。大切にしている価値観を自分なりの言葉で相手に伝えることで、自己理解につながります。また他者との価値観との比較もでき、そこからも自分の軸を見出すチャンスが生まれるでしょう。

さらには、価値観を残す以外にも、「捨てる」ことで気づくこともあるとのこと。価値観を捨てる際に気持ちが揺らぐことで、そこから自分の大切にしている価値観に気付くケースも見受けられるそうです。

職場内のチームにも活用

「大切にしている理想の働き方は?」「生きる上で大事な考えは?」などテーマを変えることで、このゲームはさまざまな遊び方ができます。

また、老若男女どの年代でも遊ぶことができ、大学生に限らず、職場内やコミュニティ内でのチームメンバー同士の相互理解としても実践できるため、組織づくりへの活用も期待できます。

ブランディングポートは今後、さまざまな企業・団体や学校、自治体との連携により、ブランディングカードを通じた、価値観発掘を広げていきたいそうです。

<参照>

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000100329.html

https://camp-fire.jp/projects/view/677726?list=search_result_projects_popular

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