HOMEライフスタイル 地震・津波に十分に備えられている? 男女500人に防災に対する意識調査を実施

地震・津波に十分に備えられている? 男女500人に防災に対する意識調査を実施

西 並子

2024/02/08(最終更新日:2024/02/08)


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日本は「地震大国」ともいわれ、地震の影響による津波や自然災害などが多い国です。国や自治体の備えだけではなく、個人でも災害に備えておく必要があります。

株式会社AlbaLink(以下、AlbaLink)は、全国の男女500人を対象に「地震・津波などの災害に備えていることに関する意識調査」を実施し、その結果を発表しました。

十分に備えている人はわずか4.4%

「地震・津波などの災害に自宅で備えていますか」という最初の設問では、「十分に備えている」という人はわずか4.4%という結果でした。

「多少備えている」という人は53.6%で半数以上。AlbaLinkは、地震や津波に備えているつもりでも、十分かどうかわからず不安を抱えている人も多いのではと指摘しています。

災害に備えている理由としては、「親が災害経験者だから」「東日本大震災で大きな被害を受けた」など自身や家族の経験から備えるようになった人や、「小さな子どもがいて緊急時に身軽に動けないので」といった声も見受けられました。

一方、災害に備えていない理由では、「被災経験がなく、何がどれだけいるのかなど想像できない」「心のどこかで、自分が住む地域では大きな災害が起こらないと思っている」など、現実的に考えるのが難しい印象も。

また、「備えられるだけの収納スペースがなく、経済的余裕もない」「継続するのが難しい。一度用意してもずっと使えるわけではないので、気づいたころに期限が切れている」という人もいるようです。

水・食料を備蓄している人が多数

次に「地震・津波などの災害に自宅で備えていること」を聞いたところ、第1位は「水・食料の備蓄」で228人でした。

「東日本大震災のときに、食料がなかなか手に入らず苦労した」「熊本地震のときに、水が泥水に変わって困りました」など、自身の経験から水や食料の備蓄が必要だと思う人が多かったようです。

第2位は148人が回答した「避難所・避難経路の確認」。

「平日日中に災害が起きた場合、家族全員が合流できるようにするため」「いざというときにどこに避難したらよいかわからないのでは困ってしまう」など、万が一のときでもスムーズに避難できるよう事前に確認しているとのことです。

そして第3位は「家具の固定」で、128人が備えていると回答。「家具が倒れて逃げられなくなる」「子どもが下敷きになったら大変」といった意見がありました。

その他には、「簡易・携帯トイレの準備」や「充電器・蓄電池など電源の確保」など、日常生活に欠かせないものを備えている人もいるようです。

<参考>

【地震・津波などの災害に備えていることランキング】男女500人アンケート調査

 

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