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汎用性が高いとは?意味・凡庸性との違い・対義語・正しい使い方・言い換え表現を紹介

U-NOTE編集部

2024/03/19(最終更新日:2024/03/19)


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「汎用性が高い」とは、ひとつのものを幅広い用途に使えて便利であることを意味する表現です。

本記事では「汎用性」の意味や正しい使い方・間違った使い方を例文つきで解説。言い換え表現や類義語もまとめて紹介します。

本記事の内容をざっくり説明
  • 「汎用性」の意味や使い方を例文つきで紹介
  • 似た言葉との違い
  • 汎用性の言い換え表現・対義語

 

「汎用性」の意味・読み方

汎用性(汎用性)とは、「ひとつのものを幅広い用途に使える性質」のことです。「汎用性が高い」のように、高い・低いをつけて使います。

「汎用」との違い

汎用とは、「ひとつのものを幅広い用途に使える」ことです。汎用性との違いは、「性質そのものを指すのか、その性質の高さ・低さを示すのか」にあります。

汎用は「幅広い用途に使える」という性質そのものを指す言葉です。たとえば「汎用な製品」なら、「これひとつでさまざまなことができる製品」という意味になります。

一方、汎用性は「ひとつのものを幅広い用途に使える」という性質の度合い、高さ・低さを示す言葉です。たとえば「汎用性の高い製品」は、「類似製品に比べてより汎用である」という意味になります。

凡庸性・凡庸との違い

凡庸(ぼんよう)とは、「優れた点がない」「平凡である」という意味の言葉です。凡庸性は「優れた点がない」「平凡である」ことの度合い、高さ・低さを示します。

汎用は「ひとつのものを幅広い用途に使える」という意味ですが、これはその物やサービスの優れた点といえるでしょう。ひとつのものでさまざまなことができる方が便利だからです。

汎用と凡庸は字こそ似ていますが、全く異なる意味の言葉といえます。

 

【例文つき】「汎用性」の正しい使い方

汎用性の正しい使い方と間違った使い方を、例文つきで紹介します。

正しい使い方

汎用性のように「性」がつく言葉は、次のように、高い・低いをつけて使いましょう。

  • A社の商品はB社に比べて汎用性が高い

  • B社の商品は汎用性こそ低いが、〇〇の機能だけを見ればA社のものより使いやすい

間違った使い方

汎用性という言葉には高い・低いをつけて使います。たとえば「汎用性がある商品」なら、「汎用性が高い商品」「汎用な商品」のように言い換えます。

 

「汎用・汎用性」の言い換え・類語「汎用・汎用性」の対義語

汎用・汎用性の言い換えや類語、対義語を紹介します。これらを正しく使い分けることで、相手により正確に情報を伝えられます。

汎用・汎用性の言い換え・類語

言い換え表現

意味

万能性

あらゆることに使えること、優れていること

多目的

ひとつのものをいくつもの目的に使えること

多用途

ひとつのものに多くの使い道があること

広範囲

範囲が広いこと

「広範囲な目的に使える商品」のように、汎用と近い意味で使える言葉

利便性

便利であること

汎用性とほぼ同じ意味で使える言葉

汎用・汎用性の対義語

汎用・汎用性の対義語には「専門性」「特化」などがあります。専門性は特定の事柄に深く精通していること、高度な知識や技術を持っていることを意味する言葉です。特化も近い意味で、「特定の事柄に重点を置く、専門とする」のようなニュアンスを持ちます。

 

「汎用・汎用性」を英語で言うと?

汎用は英語で「General purpose」、汎用性は「versatility」となります。

 

「汎用性」の意味を理解して、正しく使おう

本記事のまとめ
  • 「汎用性」はひとつのものを幅広い用途に使える性質を指す言葉
  • 「汎用性が高い・低い」のように表現しよう
  • 汎用性と類語・対義語の違いを理解し、使い分けよう

汎用性はひとつのものを幅広い用途に使える性質を指す言葉で、「汎用性が高い」「汎用性が低い」のように表現します。

「便利である」「利便性が高い」と似た意味ですが、汎用性が低くても利便性が高いことはあります。たとえば「スライサー」はみじん切りに特化した調理器具で汎用性は低いですが、包丁でみじん切りをするよりも楽で、便利です。

汎用性と類語・対義語の違いを理解し、適切に使い分けられると、一言(一文)で細かいニュアンスまで伝えられるようになるでしょう。

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