来月末でサービス終了 「ダイヤルQ2」の歴史

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NTT西日本 公式サイト

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今年2月末をもって「ダイヤルQ2」がサービスを終了する

まだインターネットが普及する以前の1990年代前半、電話を利用したコミュニケーションツールとして一世を風靡した「ダイヤルQ2」。1990年の本サービス開始から24年目の今年、その歴史に幕を閉じる「ダイヤルQ2」について振り返りたい。

「ダイヤルQ2」とは“0990”で始まる電話番号を利用した、NTTが提供する「電話による情報料代理徴収サービス」。2000年代に入り、その名を聞く機会がめっきりと減った同サービスだが、試験期間を終え本サービスを開始した1990年7月10日の当日から報道番組や新聞、雑誌で「新世代のコミュニケーションツール」として紹介され、その後、爆発的な普及を見せた。当初はニュースや人生相談など、音声の有料情報を提供するサービスがメインだったが、次第に成人向けのアダルト音声やテレクラに類する「ツーショットダイヤル」の番組が激増、社会問題化するまでのムーブメントとなった。

「ダイヤルQ2」の特徴は、見ず知らずの他人同士のコミュニケーションを可能にした所にあった。インターネット普及前の90年代半ばにおいて「ダイヤルQ2」のサービスは、電話口からメッセージを録音する事により共通の趣味を持つ友人をみつける事を可能にした。それまで雑誌の投稿欄が担っていた役割を「ダイヤルQ2」が取って代わったのである。

1991年のピーク時には約8500もの番組が存在し、様々なジャンルにおいて活発なコミュニケーションが行われていたが、2011年のサービス終了発表時に残っていた番組はわずか35。ソーシャルネットワーク全盛の時代、音声のみでやり取りする「ダイヤルQ2」の終焉は必然的なものだった。

時代時代で移りゆく我々のコミュニケーション。ソーシャルネットワークの行方を注視したい。

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