国内最年長の死刑囚、92歳で死去

Text by

  • 0
法務省HP

法務省HP

4月19日、法務省は東京拘置所に収容中だった石田富蔵死刑囚が19日の午前に死亡したことを発表した。死亡した石田死刑囚は92歳で、日本国内では最年長となる死刑囚だった。2009年から拘置所内に設置された医療施設で治療を受けていたという石田死刑囚。死因は前立腺がんだった。

1973年と1974年に発生した「埼玉女性2人殺害事件」で逮捕され、1989年に死刑判決を受けていた石田死刑囚。2人の女性がそれぞれ異なる動機で殺害された事件は、発覚当時、非常に身勝手で残忍な犯行として新聞、雑誌で大きく取り上げられた。

「埼玉女性2人殺害事件」とは、別れ話のもつれから女性が殺害された1973年の事件と埼玉県内の飲食店で経営者の女性が殺害された1974年の事件について指すが、石田死刑囚は1973年の事件に関しては殺意を否定、1974年の事件については自身の関与を否定し、最高裁まで争っていた。石田死刑囚の死去により、現在、日本国内の死刑囚は131人となった。

「死刑囚の高齢化」

長年、様々な観点から必要論と廃止論の議論がなされ、現在も見解が大きく分かれる日本の死刑制度。近年では「死刑囚の高齢化」が進み、収監されている拘置所の医療施設の充実が必要とされている。

Posted: |Updated:

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking