何に使っている?女子小学生のスマホ使用率、初のパソコン超え

Text by

  • 3
shutterstock

shutterstock

娘さんの小学校の入学式を控え、通学の安全のために携帯電話を持たせたいと考える親御さんも少なくないだろう。

どうせなら以前から自分のもので遊ばせていたスマートフォン(スマホ)でもいいかな、と思うかもしれない。

女子小学生が使うデジタル情報端末でスマホの使用率がパソコンを超えたことが3月18日、民間の研究所の調べで分かった。2012年の調査開始以来初めてという。

スマホは昨年から倍増

調査は、(株)KADOKAWAと(株)角川アスキー総合研究所が「子どものライフスタイル調査2016春」として、15年12月1日~16年1月20日、女児向け情報誌「きゃらパフェ」読者を対象に実施した。

スマホの使用率は14年冬の9.7%から、15年冬時点で18.5%へとおよそ2倍に。パソコンの16.6%を上回った。

また、タブレット端末の使用率が1年前から約6%増え、最も高い21.5%だった。

インターネットに手軽にアクセスできる情報端末が、低年齢層まで確実に広まりつつあることが読み取れる。

tablet_girl

使用目的の8割は「ゲーム」

スマホを使う目的は「ゲーム」が8割、「動画視聴」が5割を占めた。タブレット端末の使用も「動画視聴」が6割以上で圧倒的に多かった。

ウェブサイトの閲覧はパソコンが33.8%で最多。スマホは21.1%、タブレットは23.9%でともに5人に1人の割合だった。

スマホを除く携帯電話の利用者は、「メール」のために使う割合が25.5%で最も高かった。

女子小学生の情報端末の利用は、外部とつながるコミュニケーションより、あくまで娯楽が主体と言えよう。

smartphone

違法性の認識とフィルタリングの割合は低く

コミュニケーションツールとしてのスマホの役割は比較的低い傾向にあるが、油断ならない調査結果もある。

情報セキュリティ―会社・デジタルアーツ(株)が15年6月3~8日に行った 「未成年の携帯電話・スマートフォン利用実態調査」では、女子小学生が高学年に限ってもインターネット上の違法行為について認識が薄い実態が示されている。

小学4~6年女子の7割以上が、インターネット上での中傷する書き込みや悪意ある投稿に罰則があると知らなかったほか、他人をばかにする書き込みが、訴えられるかもしれない違法行為と認識しているのは48.3%で半数以下だった。

インターネットに接続できる機体で、悪質なサイトを遮断するフィルタリングサービスを施している割合も39.7%に留まっている。

net_ijime_woman

「子どものライフスタイル調査」より対象範囲を限定しているため単純に比較できないが、小学生へのスマホの急速な普及に、情報モラルの教育が追い付いかない現状が垣間見える。

我が子の安全を願って持たせたスマホで、犯罪に巻き込まれたり逆に加害者になったりしては本末転倒。学校任せにせず、家庭内でスマホの使い方を決めて教えることが重要だろう。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking