オリーブオイルと野菜は最強コンビ―血圧を下げるカラクリ解明

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flickr/Mike DelGaudio

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地中海式の食事は、世界中で健康食として注目を集め、WHOからも伝統的な健康食として認められている。

ただ、これまでは「地中海式の食事は健康にいい」とされながらも、その科学的理由があまり解明されてこなかった。ところがこのほど、地中海式の食事のヒミツは、オリーブオイルと野菜の最強コンビからなるサラダにあるのではないかと指摘する研究結果が発表された。

オリーブオイルと野菜を一緒に摂れば血圧が下がる?

英ロンドン大学のフィリップ・イートン教授らの研究チームが5月19日に「アメリカ科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表した論文によると、オリーブオイルに含まれる不飽和脂肪は、セロリやニンジンといった野菜が持つ硝酸塩や亜硝酸塩と一緒に摂取させることで、ニトロ脂肪酸が形成されるそう。

研究チームがこのニトロ脂肪酸をマウスに投与したところ、血圧を下げる効果があることが分かったのだ。

アボガドオイルやナッツでも同様の効果が

フィリップ・イートン教授はこの研究結果を受けて「地中海式の食事でオリーブオイルやナッツが脳卒中などの心血管障害の発症頻度を下げることは分かっていたが、その理由の説明として今回の研究結果は有用だ」と述べている。

野菜と一緒に摂取することで血圧を下げてくれるニトロ脂肪酸を形成してくれる食材として、オリーブオイル以外にもナッツオイルやアボガドオイルも挙げられる。

ドレッシングとしてシンプルにビネガー、塩、オリーブオイルをかけて食べる地中海式のサラダ。その健康効果が科学的にも証明されたといえる。

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