国内で急増中!致死率30%の「人喰いバクテリア」症状と予防法は?

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感染すると手足などが壊死し、死に至る「人喰いバクテリア」の患者数が、国内において、過去最悪のペースで急増しています。

免疫力下がると死に至る病に変化する

手足を壊死させてしまうことから恐ろしい名前がつけられている「人喰いバクテリア」。正式な名称は「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」と言います。

主に咽頭炎の原因となる「A群溶血性レンサ球菌」が原因と言われていますが、「A群溶血性レンサ球菌」は全体の2~3%の人が喉などに日常的に保持しています。ただし、免疫力が弱くなった時などに劇症化し、進行の早い、致死性のある疾患に変化します。

致死率30%!

症状としては、最初、突発的に高熱が出たり、全身の圧痛や四肢の疼痛が起こります。発病後数10時間以内に急激に悪化し、手足の筋肉が壊死したり、急性心不全や多臓器不全を引き起こします。

ショック状態から死に至ることもあり、致死率は30%以上と、かなり高い確率です。

大人は要注意

「A群溶血性レンサ球菌」は小児がよく患いますが、一方、「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」は子どもから大人まで広範囲で発症し、特に30歳以上の大人に多いことがわかっています。

国内では1992年に初の症例が報告されました。国立感染症研究所によると、2011年より患者数が急増し、調査を開始した1999年以来、今年が過去最多です。

12月14日までに報告された患者数は263人。東京都が41人、神奈川県が19人、愛知県が18人で、その他広範囲で分布しています。

感染経路と予防法

「人喰いバクテリア」は、咳で感染することもあります。主な経路は喉からなので、予防にはうがいやマスクが効果的です。早期発見で命が助かる可能性がぐっと高まります。激しいのどの痛みが出たら、すぐに医療機関にかかりましょう。

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