【異物混入】衝撃!東京都には年間73件のゴキブリ混入事例が報告されていた

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このところ、食品への異物混入に関するニュースが相次いでいますが、実際のところ、異物混入はどれくらい発生しているのでしょうか。

東京都の異物混入報告数は年間681件

東京都福祉保健局によれば、平成24年度に都内保険所へ報告された食品衛生に関する苦情相談件数は4,544件。そのうちの「異物混入」は681件で、全体の14%にあたります。

ニュースになっていないだけで、東京都だけでもこれほどの異物混入が報告されています。報告されないものも含めるとかなりの件数になりそうですね。

ちなみに、平成20年度では異物混入件数は1,365件ですから、5年間で50%減少しています。

衝撃!混入の中身

平成24年の資料によると、混入していたものは、昆虫類ではゴキブリのほかにハエやメイガ、虫の幼虫や卵など。その他、人毛、爪、歯、ネズミの糞、金属、ガラス、たばこ、絆創膏、寄生虫などがあげられます。

中でも最も多かったのは合成樹脂類で80件、2位は金属で76件、ゴキブリは3番目に多い73件で、人毛は4位の68件でした。

キャラメルの銀歯は食べた人のものだった

日々寄せられる異物混入のクレームですが、実際の事例では一慨に業者の不手際とは言えない場合もあるようです。

たとえばエビの佃煮に歯のようなものが混入していた事例では、それがナマズの歯だったことが判明。エビと一緒に網に入ってしまったナマズから混入した可能性が高いと報告されました。

これについて同局は「選別を強化するよう」指導したそうですが、ナマズの歯ならば健康に害はなさそうです。

また、キャラメルに混入していた金属性の歯の詰め物が、調査の結果、キャラメルを食べた人の銀歯だったことが判明した事例もあります。

この案件は当初、喫食者は「銀歯を入れた記憶がない」「詰め物が取れた違和感がない」ことから、製造工程で混入したものではないかと考え、クレームを届け出ていました。

ところが調査が進む中で、製造工程で歯が混入した可能性は低く、保健所が歯科医師による確認を依頼。喫食者は当初、「忙しいから」という理由で調査を固辞したものの、結果的には本人の銀歯であることが判明したそうです。

「クレームをつける」は4割

食品衛生の専門家で実践女子大学教授の西島基弘氏がかつて、ある国立大学の男女を対象に行ったアンケートで、「好きな人とレストランに行ったときに、ライスに毛髪が入っていたらどうしますか?」と質問しています。

答えは「二度とそのレストランには行かない」が約15%、「毛髪は除いて食べる」も約15%、「ライスをとり替えてもらう」が約40%、「その部分を大きく横によせて食べる」が約30%でした。

この数字だけで考えると、申し出た人は全体の約4割だったことがわかります。あなたならどうしますか?好きな人と一緒でなければ、結果はもっと増えるでしょうか。

何れにしても世の中には、ニュースになっていないだけで多くの異物混入をはじめとする食品衛生に関するクレームが発生しているようです。食品業界には根本的な見直しと改革が求められています。

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