老舗ライブハウス「下北沢屋根裏」が閉店へ、ファン「すごく悲しい」

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下北沢屋根裏HP

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今、中高生を中心に、新たなバンドブームが盛り上がりを見せる中、老舗のライブハウスが閉店を発表しました。

下北沢屋根裏が23日、閉店を発表

多くの若手バンドの登竜門的存在として、渋谷と下北沢で40年間続いた老舗ライブハウス「屋根裏」が、2015年3月いっぱいをもって閉店する旨を発表しました。

屋根裏は1975年、渋谷で誕生。その後、下北沢への移転や渋谷での復活など、紆余曲折ながらも音楽の歴史を作ってきました。

出演者は浜田省吾やTHE BLUE HEARTS、BARBEE BOYS、レピッシュ、thee michelle gun elephant、Superfly、神聖かまってちゃんなど。多くの金字塔を輩出してきました。

1980年にはRCサクセションがシングル『雨あがりの夜空に』の発売記念ライブを4日間に渡り行い、伝説となりました。

しかし、不景気の波に飲まれるように、2013年に渋谷屋根裏が閉店。「経営状況の悪化により」店を閉店せざるをえない状況へと追い込まれていきました。

ショックの声、続々

それに続いての下北沢屋根裏の閉店発表。多くの人がTwitterni無念のつぶやきを投稿しています。

これらのつぶやきからは、屋根裏が、出演者にもオーディエンスにも愛された、多くの人にとっての思い出が宿る聖地であることがわかりますね。

たくさん「お布施したのに」と嘆きの声も

出演者からは、ノルマをたくさん支払ったのに、経営が続けられないことを嘆くコメントも。

ノルマとは、出演者側に○人以上の集客をノルマと課すことで、ライブハウス側は安定的に売り上げを立てることができるシステムのこと。ここ数年、いくつかのライブハウスが閉店されていく中、ライブハウスのノルマ制度に甘んじた経営努力の不足を指摘する声もあります。

音楽をやっている人にとってはまず最初にぶちあたる問題ですが、出演者側がこれを、悪徳と批判することは簡単です。しかし、集客力のないミュージシャンにとっては、超えなければいけない試練でもありました。

これについて「次世代ミュージシャンのオンガク活動ハンドブック」の著者・永田純氏は、著書の中で、「今、音楽業界にはこれまでとは違う流れが来ていると感じる」「これからはアーティスト自身が音楽を届けるところまで責任を持つべき」と語っています。

CDの売り上げが減少し、インターネット媒体のメディアが主流となる中、下北沢屋根裏の閉店は、音楽ビジネスの過渡期を象徴しているのかもしれません。

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