【これはひどい】聞いただけで泣きたくなる民間火星旅行の資格に申し込み殺到!

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Pat Rawlings/NASA

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2018年の1月に民間火星旅行の計画が進められているのをご存知だろうか? バスほどの大きさの宇宙船に2人でカンヅメにされ、リサイクルされた空気を吸い、ろ過された自分たちの尿を飲み、それで作られた乾燥食品を食する。そんな監獄生活を501日間。もし旅行途中で死んでしまえば遺体は凍結乾燥で真空パック詰め。生きて帰れれば衝撃の秒速14.2kmで大気圏に突入しなくてはならないという罰ゲーム付きだ。けれど歴史に名を残そうと、“ドM(?)”志願者は後を絶たない。

501日間の地球ー火星の“小旅行”は、2018年の1月に実現する。それを逃すと、次の小旅行は2031年まで延びてしまう。太陽を公転することによる、惑星間の距離が考慮されるためだ。しかも2018年は、偶然にも11年周期で訪れる太陽活動低下期で、火星旅行者は放射線被曝を最低限に抑えられるという特典付きだ。

宇宙船は火星の軌道には乗らず、大気から161kmの所で引き返すのだという。全てをシンプルに保つため、旅行者に宇宙遊泳は許されず、宇宙実験も制限される。いや、この旅行こそが壮大な実験なのだ。乗員は宇宙放射線に晒され続けた体への悪影響を研究者に知らしめるため、自分自身の生体サンプルを分析しなければならない

もちろん宇宙放射線被曝への対策は万全に練られる。宇宙気象をモニターし、抗酸化物質を多量に含む食品を開発予定。生殖機能への影響を考慮し、女性は生殖年齢をすぎた中年の乗員が好ましいのだとか。さらに個人の体に合わせた最高の薬の開発も視野に入れてある。最悪、乗員が死んでしまった場合を考え、用意されるのは真空パックが出来る冷凍乾燥可能な遺体バッグだ。

二人の旅行者は何か故障があった場合に修復出来るよう、メカニックである必要がある。尿は二日ごとに蒸溜・ろ過して新たな飲料水とする。酸素は船内の水と二酸化炭素から合成。精神的ダメージを考えて、乗員は夫婦を奨励だ。長い間の缶詰状態では、情緒不安定・うつ状態になりやすく、幻覚のようなフラッシュバックが現れることも。閉じた空間でもへっちゃらな性格のカップルが望ましいのだとか。

さて、正式な乗員の募集は来年までされないようだが、もう既に申し込みが殺到しているらしい。もしアナタとパートナーにアメリカ国籍があり、史上初の火星旅行に名を馳せたければ、この嗜虐的な企画に応募してみてもいいかもしれないゾ。

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