今までに報告されてきた世にも奇妙すぎる5つの症候群

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心理学や脳神経学を勉強すると、とても不可思議な例が紹介されてることが多く、脳の不思議には驚かされることばかりだ。今回は、そんなぶっ飛んだ症例のうちの5つを紹介しよう。

コタール症候群

別名、歩く死体症候群。この病気の特徴は、本人が「自分は死んでいる」と信じ、血液や臓腑、魂までもが身体から抜き取られていると思い込んでしまうもの。1882年にJules Cotard博士により初めて報告された。この症状を持つ患者は顔を認識する事が出来なく(自分の顔も)、表情から感情を読み取る事が出来ないという特徴がある。

共感覚

これには結構お馴染みの人は多いのではないだろうか。この症状は五感のパーティさながら、ひとつの感覚が別の感覚を引き起こすといい、例えば色を聴き、音を触り、形を味わう。大多数の共感覚者が知覚する体験は驚くほど一定しており、音のファ(F)は錆びた赤っぽく、数字の3はピンク、“Truck”という単語は青などの共通点がある。数字や文字がカラフルに見えるので、電話番号、セキュリティコード、解剖学的用語などを覚えるのが大得意だが、6と8は同じ色のため計算間違いが多いのだとか。

ウィンディゴ精神病

猛烈に人肉が食べたくなる精神疾患、けれど同時に人喰いになるのをひどく恐れている。アメリカインディアン特有の、精霊ウィンディゴに取り憑かれて発症するといわれる文化的依存症候群。極寒の土地で、食料不足の時期に発症することが多く、研究ではビタミン・栄養不足による環境要因が原因ではないかとみられている。また、ウィンディゴ精神病の患者は統合失調症である事も多い。

カプグラ症候群

珍しい疾患で、親しい人物などが瓜二つの別人に入れ替わっていると思い込む妄想。1929年、フランスの精神科医Joseph Capgrasによって報告された。プロセスとしては、患者の中で親しい人物に対するネガティブな感情が芽生え、それを認めたくないがために瓜二つの別人を仕立てあげ、別人ならば安心して拒絶できるというもの。

エイリアンハンド症候群

寄生獣のミギー(?)のように、本人の意に反して手が動いてしまうという神経障害。手が勝手に何かを掴んだり、顔を触ったり、服を破くなどの症状がある。極端なケースとしては、手が食べ物を掴んで口に詰め込んでしまう、仕事を妨害してしまう、自分の首を締めたりパンチするといった、にわかに信じがたい例も報告されている。右脳と左脳を繋ぐ脳梁のダメージにより起こる。

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