「動物を殺さない」「環境にやさしい」研究室で育てられた謎すぎる“肉”、アナタなら食べる?

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菜食主義者や動物愛護団体、環境活動家に朗報(?)だ。前にもIRORIOで紹介された試験管での“肉“栽培。このたびオランダの研究者らが牛の細胞を培養して少量の“肉”を作り出すことに成功。それは6月下旬に、ついにロンドンで行われるイベントで、ハンバーガーにされ試食される予定なのだという。

近年、人口の増加と食事の欧米化に伴い肉の需要が高まる中、工場式畜産などにおける無残な動物の扱われ方が問題になってきた。家畜の健康よりも肉生産の効率を追求した結果、無残な扱いの末に殺される動物への倫理的問題。更に畜産による土地の拡大、ホルモン剤・抗生物質等の乱用から、環境や健康への懸念も高まってきている。

そんな中、発表されたこの“Schmeat(スミート)”。菜食主義者用に開発されたベジミートなどではなく、2年と約3400万円のコストの末に開発された、まぎれもない“肉”だ。それでいて研究室で牛の細胞から培養された、“将来的に”環境にも動物にもやさしいとされる謎の食品。今回ロンドンのイベントで試食されるという140gのバーガーパティは、当の研究者たちですら「この環境が肉の味に与える影響がわからない」シロモノらしく、その噂を聞いたレストランのシェフなどは「宇宙と大自然が作り出した肉の味など真似できるはずがない」と、懐疑的だ。

しかしこれが主流となれば、毎年数千億という動物の命を奪わなくて済むらしく、不衛生な環境で蔓延する病気などもコントロール出来るそう。今回のイベントで資金が集まれば、市場に出回るのもそう遠い未来ではない。この謎の肉のお味は発表されるまでしばしお預けとの事だが、もしこれが普及したら、アナタはこの“スミート”を食するだろうか? (昆虫食よりはマシだという声は聞こえてきそうだが…)

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