1日24時間は短すぎると嘆いている人に朗報!マインドフルネス瞑想後は時の経過が遅く感じられるとの研究結果

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Flickr_AlicePopkorn

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以前、マインドフルネス瞑想がどのように不安を減少させるかが科学的に解明されたとお伝えしたが、どうやらその瞑想中は時間の感じ方も変わるらしい。英ケント大学と独ヴィッテン・ヘァデッケ大学の共同研究チームによると、「一瞬一瞬に気を配り、集中する」マインドフルネス瞑想後は、時間の進みが遅れ、短い時間がより長く続く感覚をもたらすのだという。

これを検証するため、実験では間隔二等分タスクを行い、被験者の主観的な“半分の時間”を調査。被験者は「①10分ほどのオーディオブックを聞く」、「②呼吸に集中するマインドフルネス瞑想をする」グループに分けられ、それぞれの前後2回、間隔二等分タスクを行った。するとどうだろう、オーディオブックを聞かされたグループは、その前後の主観的な時間は変わらなかったのに対し、マインドフルネス瞑想をしてもらったグループは、瞑想後、時間の長さを過大評価する傾向が見られた。主観的な時間の長さが、瞑想前よりも長く感じられるようになったのだ。

これを受け、英ケント大学のロビン・クレーマー教授らは「注意力の変化に伴い、*注意資源が増大、よって時間認識に対する注意力も向上した。それか、意識内に分散された注意力が(時間認識に)転換され、同効果が得られたのでは」と、説明する。

マインドフルネス瞑想が時間の認識を変えるという研究が為されたのは、今回が初めてとの事。時間に追われてあくせく生活している人にこそ、様々な利益をもたらすというこの瞑想法が効果的なのではないだろうか。研究結果は、Consciousness and Cognitionに掲載された

注意資源とは:人間が外界の種々の情報を同時的あるいは継時的に処理をしていく時の、人間の内部的調整機構。注意資源の総量は一定であり、各情報処理事態に配分される。(KAKENから引用)

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