マッコウクジラのゲロで一獲千金!!その使い道は思いもよらないアレだった!

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ambergris.fr

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キモチワルイ物質でも、時には高価なモノになることがあるらしい。マッコウクジラの吐瀉物もその一つ。なんと海岸で異臭を漂わすゲロの石は、竜涎香 (りゅうぜんこう・アンバーグリス)と呼ばれる希少価値の高い物質で、モノによっては1kgで約2万ドル(約186万円)の値が付くお宝なのだという。それが何に使われるかというと、香水だというから驚きだ! 女性の嗅覚を特に刺激する、フェロモン臭がする貴重な香料らしい。

この吐瀉物はいわばマッコウクジラの腸内結石であり、主に好物であるダイオウイカの嘴から胃を守るために消化分泌液が結晶化したものだとされている。発見された竜涎香の表面には、タコやイカの嘴が原形を保って見つかる場合も多いのだとか。Wikipediaによると、竜涎香の成分はステロイドの一種であるコプロスタノールとトリテルペンの一種であるアンブレインで、品質の高さはこのアンブレインの含有量で決まるらしい。しかも全てのマッコウクジラがこれを作れるわけでもなく、約1%の個体がこれを吐き出し、その吐瀉物が海表に浮いて酸化・分解することで、独特の芳香を放つ化合物になるのだという。

さて、日本でもとれるかもしれない(かつての琉球ではよくとれたらしい)竜涎香。画像を見る限りでは普通の石にしか見えないが、水に浮く事から密度は低く、持ってみると軽い石のように思えると思う。その見分け方などどうでもいいかもしれないが、ここでご紹介しよう。

【ワイヤーテスト】①針やワイヤーを火で15秒ほど炙る。②それを竜涎香に3−4mmほど突き刺してみる。③ワイヤーの周りが溶け、黒く液体状に沸騰するか確かめる。④指で触ってみてタールのようにベトつくか確かめる。⑤その物質が付いたままのワイヤーを火で炙ると白い煙が出るか確かめる。③から⑤までが全部確認できたら、それはお宝の可能性が高い。How Stuff Worksより

2013年1月に、イギリスの男性が海岸で3.2kgほどの竜涎香を拾い、50000ユーロ(約630万)を手にしたらしい。2012年8月には8歳の男の子が0.5kgほどの竜涎香を発見し、620万円ほどの価値があると話題になった。2006年には14.75kgの竜涎香を見つけたオーストラリア人の男性が、2900万円をゲット。まさに、海に浮く金塊。マッコウクジラのゲロハンターにでもなりたいほどである。海岸沿いに住んでいる人たちは、ぜひ一獲千金を狙っていただきたい。

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