宇宙から未知の電波が観測される。発信源は未だに謎

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CSIRO/Swinburne Astronomy Productions

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新たな天文学的発見につながるかもしれないニュースをお伝えしよう。オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)が運営するパークス天文台の電波望遠鏡が、未だかつて観測されたことのない未知の電波を観測したと発表。銀河系の外から来たものだとは明らかだが、この爆発的な電波が何によるものなのかまではわからないのだという。

この“閃光”の受信は6年前が最初だった。「驚くべき事に、これらの閃光は空のどこかで10秒に1度という頻度で起こっている可能性がある」と、CSIROの天文物理学者のサイモン・ジョンソン博士。研究者らは現在までに1ミリ秒(1/1000秒)しか継続しない爆発的電波を4度捉えたといい、それらはまるで別方向から観測された。電波の分析の結果、それらは遥か110億光年の彼方から飛来したとみられている。

また、これらの電波と共にガンマ線やX線を観測できなかった事から、天文学者らはガンマ線バースト、中性子星の合体、ブラックホールの合体、又はブラックホールの蒸発のような現象が原因ではないと断定。しかしこれらの現象を除外するとなると、現在の天文学的知識ではこの超電波の説明がつかず、新たな天文学的発見に繋がる可能性がある。

これらの爆発的電波を観測するには高感度望遠鏡が必要になる事から、オーストラリア西部では新たな望遠鏡を建設中だ。この観測結果はNature誌に掲載された。

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