【人類史上最古の暦】スコットランドで10000年前のカレンダーを発見!

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YouTube/unibirmingham

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1万年前のスコットランド。その時代は狩猟採集社会だったとされているが、そんな彼らにとって食料の確保は死活問題だっただろう。月のサイクルを把握し暦を付ける事は、季節の食材を手に入れるのにとても重要だったはずだ。

2004年にスコットランドのアバディーンシャーにて発掘された中石器時代の遺跡。10000年前のものと考えられているそれは、今回英バーミンガム大学により詳細な分析が為された。オンラインジャーナル誌Archaeologyに掲載された論文によると、この遺跡に刻まれた太陽太陰歴は、これまで知られていた人類最古の“時間測定装置”を、5000年も上回る古さなのだという。

時間を測るという行為ーーこれは人類が見出した重大な自然要素であり、これの起源を知ることは、どのように人間社会が進化してきたかを理解するに重要な鍵となるもの。なぜなら“時間の概念”を理解することで、“歴史”が生まれ“未来”を予測出来るからだ。これまで最初のカレンダーは5000年前のメソポタミア文明発祥だとされてきたが、研究者らがアバディーンシャーで発見した10000年前の遺跡には、一年間の月の満ち欠けとおぼしきものが彫られていた。

英バーミンガム大学の考古学者ヴィンス・ガフニー教授は、「スコットランドの狩猟採集社会には、時間を知るための必要性と、洗練された時間測定技術があり、太陰暦による季節移動のずれを正すこともできた」と述べている。そしてそれは“最古のカレンダー”とされていたメソポタミアのものから、5000年も前に編み出されたものなのである。

スコットランドの狩猟採集民たちは、月のサイクルを追うことで季節ごとの活動にシンクロさせ、応用できた。それが10000年も前の石碑に刻まれているのは、驚くべき事実ではないだろうか。

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