100年間の電波発信でも銀河系をカバーしたのはこれっぽっち。宇宙人との交信はちょっと難しいかもしれない

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Adam Grossman/Nick Risinger

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人間とは宇宙の中でちっぽけな存在だとわかってはいても、日頃の忙しさではなかなか実感できないもの。しかし広大な宇宙の画像をひとめ見るだけでも、ものの見方は変わるものではないだろうか。この画像は数年前のものなのだが、アーティストのニック・ライジンガー氏が作成した銀河系と地球からの“電波の泡”の図が面白いと話題になっていたのでご紹介しよう。

人類は1908年からラジオによる電波を発信してきた。そして電波は光の速さで宇宙を移動するもの。となると、われわれは約100年ものあいだ宇宙に向けてシグナルを発信し続けてきたということであり、電波の情報に埋め尽くされた“泡”の直径は約200光年(1.9×1015km)という超莫大な距離となる。

しかし下記の銀河と青い点をみて欲しい。たとえ人類が過去数百万年ものあいだ地球上に存在し続けてきたとしても、宇宙に電波を発信し始めたのはたったの100年前。そして銀河系の直径は約10万光年。これを図で表すと、人間の電波(画像青)は銀河系の中をこれっぽっちしか進んでいないのだ…。(画像クリックで拡大。アーティストのニック・ライジンガー氏は銀河系の代わりによく似た渦巻銀河を使っている。)

これを見ると人類の影響など微々たるものだと実感できてしまうのではないだろうか。

Adam Grossman/Nick Risinger

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