アライグマ科の新種!?ネコのようなボディにテディベアのような頭を持つ「ネブリナ」を発見!

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Mark Gurney/Smithsonian Institute

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まだまだ世界には未知の動物が潜んでいるということなのか。なんとスミソニアンの研究チームがアライグマ科オリンゴ属の新種を発見! 西半球で35年ぶりに発見された肉食獣で、スペイン語で霧を意味する「ネブリナ」と名付けられた。(追記:学名を「ネブリナ」、動物名は「オリンギト」)この発見はジャーナル誌ZooKeys』に掲載されている。

このネブリナ、実は博物館や動物園などで展示されてたらしいのだが、別種ということを知らぬままに約100年もの間“誤表示”されていたらしい。スミソニアンの研究チームがオリンゴ属の標本を調べている際に、知られざる歯や頭部があると判明。フィールドテストや遺伝子テストを行った結果、この動物は既存のオリンゴ属よりも小さく厚い毛皮を持ち、アンデス山脈北部の標高1500〜2700mの場所に生息していたと明らかになった。ではこの動物は未だに生存しているのだろうか? 研究者らは実際にエクアドルの雲霧林へと赴き、ようやく生きた実物の発見へとつながった。

しかしエクアドルの現地人らにとってこの動物は何千年もの間親しんできたもの。アライグマ科オリンゴ属のネブリナは、茶色からオレンジっぽい毛皮を纏い、ネコのような体にテディベアのような頭を持ち、実に愛らしい風貌をしている。専門的には肉食獣とされているが、実際は果物なども食するアライグマのような雑食性だそうで、体重は900gほどと小柄だ。コロンビアからエクアドルの雲霧林に生息しているが、ネブリナの棲む森は人間の開拓により縮小し、既に42%が農地や都市化されてしまっているそう。

ネブリナの発見は、われわれが世界の隅々を探索していないことを示している。今になって新たな哺乳類が見つかるとは、これから人類にはどのような驚きが待っているのだろうか。

First find of its kind in more than 3 decades: The adorable Olinguito

Poglayen-Neuwall/Smithsonian Institute

First find of its kind in more than 3 decades: The adorable Olinguito

Mark Gurney/Smithsonian Institute

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