夢の内容をよく思い出せる人は“睡眠の質”に違いがある?:仏研究

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眠っている間の夢を鮮明に覚えている人もいれば、一度眠ってしまったら朝まで爆睡、夢のことなぞ全く思い出せない人もいるだろう。その違いは何なのだろうと疑問に思ったことはないだろうか? フランスのリヨン大学の研究によると、その秘密はどうやら個人の睡眠の質にあるらしい。この結果はジャーナル誌『Frontiers in Consciousness Research』で発表された。

実験では夢を鮮明に思い出せる18人と、よく思い出せない18人を被験者に行われ、脳波計とイヤホンを付けたまま研究室で眠ってもらった。研究者らは眠っている間の脳波を記録し、名前を呼ばれた時に脳がどう反応するかを測定。眠っている間に聞いた名前の反応が起床時の反応とどう違うのかを比較した。それは夜通しで名前を930回(!)ほど聞かされるというもので、被験者らは低音(50dB)で繰り返されるそれを聞き流すよう指示されたらしい。

その結果、夢を鮮明に思い出せるグループは、そうではないグループと比べ、眠っている間でも名前を呼ばれた時の脳の反応が大きかったのだという。思いもよらない事に、夢を思い出せるグループの脳は起床時にも名前に大きく反応したそう。また、実験の最中に両方のグループがほぼ同じ回数だけ目が覚めていたのに対し、夢をよく想起できるグループは眠りのサイクルの間に目が覚めている時間が長かった

起床時の脳の反応をみるだに、どうやら夢をよく思い起こせる人たちは、外の刺激に反応しやすいという事らしい。そして夢をみている間でも、同じように大きく反応する。これが夢を思い起こせるひとつの要因となっている可能性があり、彼らが夜中に目が覚めている時間が長い事とも関連性があるのかもしれない、と、研究者らはコメントしている。

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