人体にはまだ未知のパーツがあった! 膝から新たな靭帯を発見!!

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University Hospitals Leuven

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人体の筋肉や骨、様々な組織やボディパーツは、もうとことん研究しつくされ、新たな発見はないかと思いきや、今年6月、角膜の層の一つであるデュア層が発見されたのは記憶に新しい。今回はなんと膝にある靭帯を発見。スポーツなどで損傷しやすい前十字靱帯の一部なのだという。

これまで前十字靭帯の手術が成功しリハビリが上手くいっても、一度この靭帯を損傷してしまうと、再びスポーツをするようになった時に膝が思うように動かなかったり、足を軸にした素早い回転などが出来なくなる例も少なくはなかった。そのため選手生命が終わってしまうアスリートも多いのだ。

そこで過去4年間、二人の整形外科医、スティーヴン・クラエスとヨハン・ベレマンスは、どうして何人かの患者に上述のような症状が現れるかを徹底的に調査。彼らが着目したのは、1879年にフランスの整形外科医が存在を仮定した、膝の前方にある靭帯だったというわけだ。

そして仮説は正しかったことが判明。最初の発見者となったのはベルギーの医者チームで、解剖用の人体を使用した大規模な調査により、この靭帯を確認。彼らはこれを「前外側靭帯(anterolateral ligament)」と名付け、97%の人の膝に存在するとした。前十字靭帯の損傷により、運動時の膝の機能が上手く働かない上述の例は、この靭帯の損傷が原因だとみられている。

スティーヴン・クラエスとヨハン・ベレマンス両医師はこれを受け、前外側靭帯の手術による修復技術を研究中だ。なお、研究結果はオンラインジャーナルの『Anatomy』で発表されている。

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