【謎生物】昆虫なのに集団になると固体のようにも液体のようにもなる蟻「アカヒアリ」

2014年05月10日 08時04分

2014年05月10日 08時07分

wikimedia commons
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場合によっては殺人級の猛毒を持つ蟻の一種、アカヒアリ(Fire Ant:リンク先英語)。刺されるとアナフィラキシーショックに至る人もいる危険な蟻だが、流体力学を研究する物理学者にはとてつもなく魅力的な題材らしい。なんとこの蟻、集団になると液体とも個体ともつかぬ興味深い性質を獲得する生物なのだ。

蟻ボールは固体?

AWEGIF.com

まるでフンコロガシが転がした糞のような見てくれだが、これが集団の生きたアカヒアリだと信じられるだろうか。固体(?)のように振る舞うアカヒアリの集団は、指で突けばゴムのような弾力性を持つ「蟻ボール」となる。

漏斗に通すと液体のようにも

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=opHsaJ1hxuc#t=65[/youtube]
The New York Times

動画を観てもらえばおわかりだろうが、漏斗から出てくる大量のアカヒアリは、シロップさながらのねっとり感を伴う流体のようだ。蟻は液体のように流れるためには集団の中で動き回り、弾力性を持つためには隣にしがみつく。

研究者らはこの性質を見極めることで、自己組立ロボットや自己修復可能な素材に応用していきたいとしている。

またこの研究内容は『Bulletin of the American Physical Society』の学会で発表された。

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