脊髄損傷治療の最先端!電気パルスで下半身不随のマウスを歩かせることに成功

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人々の生活クオリティを著しく低下させる、事故や怪我による脊髄損傷。これまでにも幹細胞による治療や、人工的に神経を電気回路でつなぐ治療方法が試されてきたが、このたびスイス連邦工科大学ローザンヌ校が、電気パルスでマウスを歩かせることに成功したと発表。人間を使った臨床試験は来年の夏にも行われる見通しだという。

電極で中枢神経を刺激

脊髄には脳と同じ中枢神経があり、これを損傷すると手足が動かせなくなったり、温度や痛みを感じることができなくなる。人間の身体は常に末梢神経から脳へと電気信号が送られており、これらのシグナル・フィードバックにより脳は身体の動作をコントロールしているが、脊髄神経損傷のばあい、このコミュニケーションが上手く働かない。

スイス連邦工科大学ローザンヌ校の研究者らは、下半身麻痺のマウスに電極を埋め込み電気的刺激を与えることで、末梢神経から中枢神経への信号伝達を可能にした。

電気信号をコントロールする

研究チームは、電気刺激の周波数がマウスの歩みに直接影響することを確認。これらを調整することで、運動機能をリアルタイムでモニター・コントロールする技術を確立した。その結果マウスは、歩幅や高さに対応することができるようになった。

これまでの実験では、マウスは1000歩まで失敗することなく、階段や障害物を想定して歩くことに成功しているという。

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