子どものぜんそくを予防するためには、乳製品やナッツなどのアレルギー物質を避けるべき!?米研究

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赤ちゃんのときにアレルギーの原因物質である乳製品やナッツ、ハウスダストなどを避けることで、ぜんそくの発症リスクを抑えることができるという研究結果が発表された。

この研究結果を学術誌「the journal Thorax」に発表したのは、米国・サウサンプトン総合病院のHasan Arshad教授。Arshad教授は、家族にアレルギー歴がある120人の赤ちゃんを23年にわたって追跡調査した。

その結果、アレルギー反応を引き起こす物質にさらされた通常の状態で育った子どもは18歳までに27%もぜんそくになったのに対し、乳製品、卵、大豆、魚、ナッツなどを避け、ビニールマットレスやダニの殺虫剤を使っていた家庭の子どもは、11%しか発症しなかった。

Arshad教授は「子どものぜんそくの一番の要因は遺伝ではあるが、環境も一因となっている。今回の調査は小規模ではあったが、子ども時代にぜんそくを発症するリスクは、環境に気をつけることで50%以上も減らすことができるということだ」と語っている。

だが、これに真っ向から対立する意見があるのも事実だ。例えば、ハーバード・メディカル・スクールの最近の研究では、インドアで”超潔過”なライフスタイルは健康に悪いとしている。こちらは、子どものときに汚いものや細菌に触れないと、免疫システムがうまく機能しないというもので、実際無菌状態で育てたマウスはぜんそくや内臓の問題を抱えており、肺や内臓に異常な数の免疫細胞が存在していたという。

あまり神経質になるべきではないのかもしれないが、家族にアレルギー歴がある人に限っていえば、子どもをアレルゲンにさらさない方がぜんそくのリスクを減らすことができるということだろう。

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