母乳で育った赤ちゃんはADHD(注意欠陥・多動性障害)になりにくい:イスラエル研究

2013年05月20日 20時00分

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123RF
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母乳での子育ては赤ちゃんの健康面から最近再注目されているが、ADHD(注意欠陥・多動性障害)を防ぐ効果もあるという研究結果が発表された。

この研究結果を学術誌「Breastfeeding Medicine」に発表したのは、イスラエルの研究チーム。彼らは、6~12歳のADHDの子ども50人以上と、そうではない子どもを比較研究した。すると、ADHDの子どもたちは、生後3カ月までに母乳で育てられた割合が43%だったのに対し、ADHDでない子どもは73%だった。さらに、生後6カ月で見てみると、ADHDの子どもは29%、ADHDでない子どもは57%が母乳で育てられており、明確な差があった。

ADHDは発達障害の一種で、集中力を維持するのが難しかったり、衝動的に行動してしまったりするのが特徴。その原因は未だはっきりしていないが、遺伝や出産期前後の過ごし方が影響を与えると考える専門家が多い。

今回の研究結果は、結果的に母乳で育てられた子どもの方がADHDを発症していないということを証明はしたが、「母乳そのものより乳幼児期の母親との関係性が影響を与えているのでは?」という意見もあり、さらなる研究が待たれる。もちろん母乳で育てられなくても健康な子どもはたくさんいるので、今のところあまり過敏になる必要はないだろう。

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