2100年、植物はそれ以上CO2を吸収できなくなる、という科学者の予想

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植物は、温室効果ガスの1つである二酸化炭素(CO2)を吸収してくれている。空気中に多くのCO2があれば、植物はそれを吸ってよく育ち、ますます多くのCO2を吸収するようになる。これが普通だ。ところが、それがいつまでもは続かないという科学者の予想が、米国科学アカデミー発行の機関誌に最近発表された。

発表したのは、英国ケンブリッジ大学で植物生態学を研究するAndrew Friendをはじめとする研究者グループ。機関誌に掲載された記事によると、2100年には現在より地球の気温が4度上昇すると考えられており、それを境に、植物は多くのCO2を吸収できなくなるとのことだ。

例えば、気温が4度上がると植物の中に水分が不足するようになり、植物はそれ以上多くのCO2を吸収しなくなる。つまり、地球上の主要な二酸化炭素吸収源(carbon sink)が、いっぱいいっぱいになってしまう、と研究者は予想する。これは、地球上の植物分布を7つのコンピュータ・シミュレーションモデルで解析した結果とのこと。

また、「気候変化が植物にこのような影響を与えれば、世界中の生物多様性や生態系にも影響するでしょう」と、研究をリードしたAndrew氏は言う。

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